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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
全てが始まる前に
第12話 【驚愕の事実】
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…体調を聞く前に始めるとか…誤魔化してるわけじゃないんだよな、よな…?

「…まず貴方に問いかけたいことがある」

「え、ああ…オレが答えれることなら」

オレの返答を聞いて彼は頷いた。…オレ、あまり世間に詳しいわけじゃないし、答えれることあるか…?

「――――単刀直入に問うと、貴方はこことは別の世界があると言ったら、信じられるか?」

「―――!!」

その質問を聞いて、オレは固まった。

…それは異世界、ってことを聞いているのだろうか?…彼は、何かを知っているのか?
怪しい。彼は、顔も隠しているしその正体もオレは知らない。マスターが認めているからこそオレはそこまで深く疑うことはないが…これは、信じていいのか?

そう疑惑を持って彼を見ると、自分の目と彼の目が合う。
そして、彼の目は何時にもなく真剣だと、察する。

―――オレはチョロいと、よくラクサスにそれでからかわれることがあるが、今回は否定しにくい。
だって、彼が自分に危害を加えないってその目を見て思ってしまったのだから。

…人間は信念を持って行動すると言うが、彼にもその信念があるのということになるだろうか。
今回のリサーナの死にも、それが関わっているから協力してくれているかもしれない。
もしそうなら、利害一致と言ってもいいのだろうか。

―――なら、オレは真剣に答えさせてもらう。それが、彼に対しての答えだと信じて。
オレは顔を引き締め、真剣な顔で彼を見つめ、答える。

「―――信じられる」

「――そう、か」

オレの答えを聞いて、彼はどこか安心するように胸を下ろす――…ってあれ?彼…だよな?

そういえば、マスターって一度も彼って言ったような…あれ…?(真顔)

ついさっきの答えたときの真顔より真顔になった自身あるぞオレ。

「なら…私も貴方に話せる。私の知っていること、目的も」

そう言って彼は顔を覆う布を取り始め…あれ、青い髪だったのか…ってか長くない?いや、男でも長髪は普通に居るし。…あれ、なんか見たことある顔…そう、評議員に居るあの女と似ている…んん?

…え、え?




「え…ミストガン…お前…?」

ミストガンの素顔を見てオレは無意識に口を手で覆う。

そんなオレの動作を見て彼――否、彼女は懐かしそうな目をして答える。


「私の名前はジェラール。こことは別の平行世界の住民だった者だ」








【速報】ミストガンは男じゃなく、美少女でした。
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