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雪音クリスの休日
02
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 今週もクリスの後を付け回した切歌と調。
 先週はパパが車で来たので一瞬で巻かれてしまい、今週はリンカーをブチ込んでシンフォギアを装着してでも追う気概があった。
 一同はリディアンの寮から駅前の繁華街までクリスを追跡し、ロータリー付近で人待ち顔で立っている女子高生を見た。
 もう完全に「恋する乙女の表情」になって、デレッデレでスマホなど弄り、胸を抑えながら頬を染め、熱い溜息とか吐いている別人。
「まさか、アレがクリスセンパイ?」
 普段の男前で、べらんめえ調?のクリスとは全く別人で、通りがかった通行人とかも、リディアンの制服姿の巨乳美少女を見て振り返り、彼女にシバかれる男とかも大量。
 即ナンパされそうになったが、鉄拳制裁とかいつものクリスに戻って追い払っていた。

「あっ! パパァッ!」
 待つこと30分以上、ついにクリスの援助交際相手が来てしまい、一同も身構える。
「まさか……」
「シレー」
 それは見まごう事無く、風鳴 弦十郎、SONG司令官であった。
「やあ、待たせたな」
「ううんっ、今来た所だっ、パパ」
 定刻30分前行動、クリスには何度説明しても受け入れられない、学生や社会人としての行動。
 それがパパとのデートには45分前行動余裕で、「今来た所」の嘘発言まで余裕。
 周囲にも平気で「パパ」発言、すぐに司令の腕に縋り付いて、ご自慢の胸をこすりつけるように腕まで組んで、デレッデレでラブラブの顔をした。
「SONG司令と隊員の、穢れた肉体関係」
「センパイはシレーとデキてたんデスね」
「師匠…… ブッ殺〜すっ」
 響は一瞬で闇落ちして黒響になり、ガングニールを聖詠して、街中でシンフォギアを装着し始めた。
「Balwisyall Nescell gun…」
 戦友のクリスを弄んで愛人契約して援助交際している師匠を叩きのめし、精神を注入してやろうとしたが、そこで未来に口を塞がれた。
「放してっ、未来、私は師匠を倒さないとっ」
「待って、響っ! 雪音さんさえ幸せなら、今だけの恋でも、家族がいると思える今だけでもっ」
 叶わない恋でも、学生時代の子供の遊びでも、穢れた大人の玩具として扱われていたとしても、あの幸せそうなクリスの表情を見てしまった未来は、その悲しい恋の手伝いをしたいとまで思った。
 まず手始めに、その恋愛を粉砕しようとした親友も止めた。
「どうしてっ? クリスちゃんは、クリスちゃんはっ!」
 穢れた大人に何もかも奪われ、金の力で良いように玩具にされ、それが家族との面会だと嘘を付いてでも、毎週のように自らの体を差し出し、逢瀬を重ねようとしていた。
「違うのっ、雪音さんは今、恋をしているの。悲しい恋でも、将来幸せにはなれなくても、司令官さんを本気で好きで、愛しているのよ」
 目の幅でガチ
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