刹那の邂逅
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「今の私は貴方よりもドロシーの生き方に惹かれているからですよ。」
彼女が数多のARMを手に入れ、世界を走り回っているのは彼女が深く関係しているのだとウィスは推測している。
普段は軽快な様子で振舞っているが、彼女が心の隅では誰かに甘えたいことをウィスは知っている。
そう、人は誰一人として一人では生きてはいけない生き物なのだから。
無論、ウィスもその一人。
今はただウィスはドロシーという一人の女性を支えたい。
「それでは、ディアナ。またお会いましょう。」
そして今度こそ、ウィスは杖を打ち鳴らし、彼女の下から立ち去った。
白銀の光を迸らせ、ギンタとドロシーの魔力が感じる場所へと飛翔していく。
そして、一人取り残されたディアナは……
「私よりも…、あの子に惹かれている…。」
実の妹であるドロシーに嫉妬にも似た感情を抱いていた。
「……ウィス、貴方をいつか絶対に手に入れてみせるわ。」
こうしてウィスは人知れず再び独占欲が強い女性に狙われることになった。
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