ペルソナ3
2047話
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繰り返しているから、普通の女子高生とは思えないくらいの量を食べても、太るということは一切ない。
寧ろ、下手に食べる量を減らすとカロリーが足りなくて急激に痩せていくし、戦闘の際に判断を誤る事もある。
だからこそ、ゆかりは……そして恐らくS.E.E.Sの面々も、平均以上の量を毎食食べており、それでも足りずに間食という形でエネルギーを補っていたのだ。
だが、修学旅行に行っている間は、当然のようにこっちに戻ってきてタルタロスに挑むような真似はしなかった。その上、修学旅行ということで皆が羽目を外していたし、旅館で出てくる料理も高級旅館というだけあって、どれも非常に美味なものばかりだった。
そのような中、いつものように好きなだけ食べておきながらタルタロスに挑まない日が数日連続で続くようなことになれば、どうなるのか。
それは、考えるまでもないのだろう。
つまり、体重にダイレクトに反映された、と。そういう事らしい。
もっとも、露天風呂でゆかりの身体を見た時は、特に太っているようには思えなかったが。
こういうのって、他人から見てどうこうじゃなくて、やっぱり自分でどう思うかってのが大きいんだよな。
だからこそ、ゆかりはこうして頑張っていたのだろう。
この調子だと、それこそ数日と経たずにそのうち元の体重に戻ると思うのだが。
「はいはい、分かったよ。まぁ、シャドウを倒して強くなるってのは、俺にとっても悪い事じゃないし、それは別にいいんだが」
実際、こうしてゆかりがシャドウと戦う事によって、イシスはかなりレベルが上がってきている。
今日の戦いでも、ガルダインとかいうガル系……つまり、風系の中でも極めて強力な魔法を習得した。
刈り取る者の使う魔法にマハガルダインという、全体攻撃があるが……これまでの経験から考えると、恐らくこのガルダインは単体に対する風の魔法の中でも最強の威力を持っているものなのだろう。
……まぁ、刈り取る者が使っているマハガルダインが風系最強の魔法であるという前提での話だが。
実は、マハガルダインよりも強力な風魔法があっても、おかしくはないのだが。
ただ、刈り取る者って普通に考えたら間違いなく裏ボスとか隠しボスとか、そんな感じなんだよな。
そうい存在の使う魔法よりも上位の魔法が存在するのかと言われれば……まぁ、正直なところ微妙である、としか言えないだろう。
「ふふっ、そうね。イシスの運用の仕方もようやく慣れてきたんだし。この調子で、もっと強くなるわよ」
俺の言葉に笑みを浮かべてそう返すゆかり。
ダイエット云々を誤魔化せた事に喜んでいるのだろう。
まぁ、俺もタルタロスを攻略するというのは、マジックアイテムを集めるという意味でも、かなり有益な行為なのは間違いない。
そう
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