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転生とらぶる
ペルソナ3
2047話
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べていた。
 もしかして、本気で昨日の件を言うと思ったのか?
 ジト目を向けるが、何故かゆかりから返ってきたのは、同じようなジト目。
 美鶴の方も、俺に責めるような視線を送っている。
 テーブルで食事をしている他の者達も、一連の流れから俺の方が悪いと思ったのか、俺にどうにかしろといったような視線を向けてきた。
 ……どうやら、現状は俺にとってかなり不利な状況らしい。
 結局それ以上は何も言わず、俺は食事に専念する事にする。
 高級旅館らしく、朝食も美味い。
 特に出汁巻き玉子は、深い味を出している。
 銀ダラの味噌漬けも、味噌漬けという割にはそこまで塩辛くなく、炊きたてのご飯に良く合う。
 漬け物の類も京野菜の漬け物が用意されており……どの漬け物もスーパーとかで買う漬け物とは比べものにならないくらいに美味い。
 こういう美味い漬け物は、専門店とか通販とかでないと買えないんだよな。
 スーパーで売ってる漬け物も、決して不味い訳じゃない。不味い訳じゃないが……それでも、やはりこの漬け物には劣る。
 いっそ、漬け物も自分で作ってみるか?
 荒垣辺りに聞けば、その辺りは詳しく教えてくれる……かもしれいないし。
 荒垣なら、自分専用のぬか床とか、持ってても不思議ではない。
 ……うん。一瞬冗談でそう思ったんだが、何だか普通に持ってそうだな。
 そんな風に考えている間にも朝食は終わり、修学旅行最後の日が始まる。
 昨日の事もあって、最初はどうしてもゆかりや美鶴はぎこちない態度だったが、それでも東京に戻る頃になれば、しっかりとその辺りのぎこちなさもなくなっていた。
 うん、修学旅行故の解放感とか、そういうのが影響した形だろうな。
 これも、幾月の件が無事解決した事の影響か。
 もし幾月がまだ生きており、俺達に何らかの被害を出していれば、恐らくここまで楽しい修学旅行とかは楽しめたりはしなかっただろうし。
 この世界の原作だと、その辺りどうなっていたのやら。
 もしかして、幾月が裏で糸を引いた天田が、その手下となって荒垣を殺していた……なんて可能性もあったのかもしれないな。
 ともあれ、この日の修学旅行が無事に終わったのは……俺にとっても、非常に満足出来たのだった。





「……で、修学旅行に行っていた間も、特に何かがあった訳でもない、と」

 ゆかりやコロマルと一緒にタルタロスを攻略しながら、影時間が始まる前に荒垣と電話で話した時の内容を思い出す。
 幾月を倒した今、残っている敵はタカヤとジンの2人だけだ。
 少なくても、元々は向こうの仲間だったチドリは、タカヤの仲間はジン以外にいないと、そう証言していた。
 勿論、チドリがS.E.E.Sに所属するようになってから、新しい仲間を迎え入れたという可能性は
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