196部分:ラグナロクの光輝その五十
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うとする。ここでグルネマンツが彼等の部屋に入って来た。
「失礼します」
「どうしました?」
パルジファルが彼に顔を向けた。そひて尋ねた。
「報告に参りました。只今我が軍はムスッペルスヘイムに到着しました」
「そうですか、遂に」
「そしてワルキューレの方々も来られています」
「丁度いいな」
六人はそれを聞いて互いに顔を見合わせていた。
「今度は彼女達から聞けるな」
「うむ」
「そしてそれで全てが決まる」
「この戦いの行方が」
「勝利か敗北かが」
「ワルキューレの方々に連絡を入れて下さい」
パルジファルはその声の中グルネマンツに対して述べた。
「何と」
「すぐにグラールに来て欲しいと。そして話がしたいとお伝え下さい」
「わかりました。それでは」
「はい。ではいよいよ全てがわかります」
パルジファルはグルネマンツに指示を出し終えると六人に顔を向けて述べた。
「これからの勝利への道がどの様なものか」
それはまるで全てを知っている者の様な声であった。若しかして彼の中に蘇っているのは過去だけではないのかも知れない。現在も、そして未来も蘇っているのではないだろうか。六人は今彼を見て心の中でそう思うのであった。
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