195部分:ラグナロクの光輝その四十九
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こそ我々は今ムスペッルスヘイムに向かっている」
「そう、確かにその筈だ」
タンホイザーがそれに頷く。
「それが今になって別の道があると卿は言った」
「それは一体どういうことなのか」
ヴァルターもいぶかしむ目であった。その目でパルジファルを見据えている。
「ムスッペルスヘイムから意外にも道はある」
「それはかなり大きなことだぜ」
ジークムントの目が光っていた。
「戦略上で。勝つか負けるかってレベルでな」
「どうなのだ、それは」
「一体その道とは」
「それはワルキューレの方々が御存知なのです」
「彼女達が」
「はい」
パルジファルは六人に答えた。
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