第40話 流血のウェディング
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ロボス宇宙艦隊司令長官、ニシナ後方本部長に挨拶や話をしているばかりであったが、リーファ達にしてみればその方が鬱陶しくなくて良いやと思っていた。
新郎のアッテンボローは同期達に可愛がられていた。
「コン畜生のアッテンボロー、リーファ先輩を幸せにしろよー!!」
「アッテンボロー、浮気したら、俺達が先輩に速攻で連絡する手はずを整えたぞ!」
「「「「「胴上げだーーーー」」」」」
「「「「「わっしょい、わっしょい」」」」」
「お前等いい加減にしろー」
同期連中に担がれたアッテンボローが何回も宙を舞っている。
そしてお約束の様に噴水へ投げ込まれるのだ。
「「「「「「「「「「「「「いけー、ジャンプー」」」」」」」」」」」」」」」
「お前等、冷てーぞー!!」
その姿を見て、提督達は笑い始める。
場が和みまくりである。
アッテンボローが同期や後輩に揉みくちゃで遊ばれている中、リーファの方は同期とシンミリ話すなんて事は無く、騒ぎまくりで提督達を引かせていた。
「いよっ、リーファ、馬子にも衣装だね。すっかり花嫁してるじゃないか」
「軍報道部ですが、アッテンボロー氏に引導を渡したご心境を一つ」
「カスミ、巫山戯てないで、まともにいけよ」
「嫁さん募集中だー!!」
「関係ないジャン!」
「パストーレの馬鹿野郎!!」
「ドーソンのアホったれー!!」
「ロックウエルはロリコンだ!!」
「ガハハハ、関係ないこというんじゃねーぞ!!」
最早支離滅裂な状態で有り、新郎新婦そっちのけでの同期会状態で有る。
その枠から、リーファは離れて、人生の先輩と後輩達の輪に囲まれる。
「リーファさん、ご結婚おめでとうございます。今後とも夫共々宜しくね」
「オルタンスさん、ありがとうございます。先輩が浮気したら速攻連絡しますね」
「お願いね」
「おいおい、リーファ俺はオルタンス一筋だから、浮気はしないぞ」
「キャゼルヌ先輩は優良物件ですから。女の方から来ますよ」
「全く、お前の毒舌は相変わらずだな。黙っていれば美人なモノを、まあ結婚おめでとうな」
そう言われてにこやかにリーファは返す。
「キャゼルヌ先輩、ありがとうございます」
隣では、父のグリーンヒル中将のエスコートで来ていた、フレデリカ・グリーンヒル嬢が驚いた顔で見ている。実際はヤンに会わすために呼んだのであるが。
「ロボス中佐、ご結婚おめでとうございます」
「グリーンヒル嬢、ありがとうございます。それとリーファで良いわよ」
「ありがとうございます。私もフレデリカで」
にこやかに握手する2人である、そこへリーファが耳打ちをする。
「所で、ヤン・ウェンリーに興味が有るようね、彼の元へは行かないのかしら」
いきなりの話しにフレデリ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ