189部分:ラグナロクの光輝その四十三
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思うが」
これも予想に過ぎなかった。結局ファゾルトに関しては何もわかっていないのが実情であった。いささかどころかかなり不安のある状況であった。
「ミョッルニルだけで足りるだろうか」
「他にも備えが必要なんじゃねえか」
「ううむ」
パルジファルは同志達の言葉を耳にして考え込んだ。
「そうですか」
「だがまだ時間がある」
「ヴァルハラまでの星系の占拠と並行して新兵器の研究を進めていこう。ファゾルト用にな」
「わかりました。それでは」
「うむ、そして軍の再編成だな」
「ええ」
やるべきことは山の様にあった。最後の戦いを前にして彼等は備えをしなくてはならなかった。その為には。全てを無駄にすることは出来なかったのであった。
暫くは戦いもないまま進んだ。星系の占拠は順調であり艦隊の編成、増強も補給路や基地の整備も進んでいた。だが。新兵器の開発だけは遥として進まなかった。
「参りましたね」
パルジファルにとってそれは憂慮すべきことであった。
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