187部分:ラグナロクの光輝その四十一
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郷だったのです」
「そしてそこからこのノルン銀河に広がった」
「はい」
こくりと頷いた。
「それも思い出されましたか」
「それだけではありませんが」
パルジファルは述べた。
「これまでの四つの帝国のことも。おおよそは」
「第一帝国及び第二帝国はアース族の帝国でした」
ブリュンヒルテは述べた。パルジファル以外の六人はその話を黙って聞いている。
「それはニーベルング族との、そしてホランダー族等との戦いで滅び」
「第三帝国はホランダー族の帝国でした」
「ええ」
ブリュンヒルテはまたパルジファルの言葉に頷いた。
「ですが第三帝国はアース族の復活によって滅び」
「第四帝国が出来上がった」
「それが銀河の歴史です。果てしない権力闘争の歴史なのです」
「このノルン銀河、いえ宇宙がはじまって以来の」
「そこまで記憶を取り戻しておられたのですか」
「それはね。最初に」
彼はワルキューレ達に答えた。
「戻っていました。そして」
「そこから今まで。記憶を甦らせて」
「おおよそのことがわかりました。この銀河についても四つの帝国についても」
「そこまで」
感嘆すべきことだった。実際にパルジファル以外の六人は感嘆した顔になっていた。
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