ペルソナ3
2045話
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としたが、すぐに納得したように頷く。
バイクを愛する美鶴にとって、無免許でバイクに乗るというのは許容出来ない事なのだろう。
もっとも、すぐに俺の事情を理解して、それ以上は何も言わなかったが。
「バイクは運転出来るんだな?」
「ああ」
そう言ってから、この世界のバイクを運転出来るのか? と思わないでもなかったが、モノレールにイレギュラーシャドウが現れた時に美鶴が乗ってたバイクなら、問題ないだろうと考え直す。
PTやらMSやらヴァルキリーやらを乗りこなしてきた俺だ。バイク程度、乗れない訳がない。……実際、今の国としてのシャドウミラーではなく、特殊部隊としてのシャドウミラーとして活動している時は、普通にバイクの類も使っていたし。
「そうか! なら、今度2人で……もしくはゆかりも入れて3人でか? とにかく、ツーリングに行こう。勿論、影時間が終わってからという事になるだろうが」
「そうだな。それは楽しそうだ。もっとも、今すぐに影時間が解決しても、もう冬になりかけだ。ツーリングにはちょっと厳しいから、来年の春くらいになりそうだけど」
「春、か。……私はもう数ヶ月で月光館学園を卒業するのだな。正直なところ、アクセルともう少し一緒に学校生活を送ってみたかったよ。その……ようやく想いが叶って、告白し、それを受け入れて貰えたのだから。……本当に残念だ」
そう呟く美鶴の肩を抱き、俺達は冬にも関わらず、見る者が見れば暑いと言いたくなるような時間を楽しむのだった。
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