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転生とらぶる
ペルソナ3
2045話
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顔をしているし。
 ただ、イメージ的にそういうハーレムのある国ってのは、大抵中東とかそっち関係なんだよな。
 で、俺の顔は見るからに白人系。……ちょっと無理があるような気がしないでもない、か?
 そう思わないでもないが、取りあえず美鶴が納得しているのであれば、それでよしとする。
 問題なのは、いつ俺の事を美鶴に教えるか……だよな。
 普通に考えれば、恋人同士になったんだから、今教えればいい。
 だが、そうもいかない事情もあるのだ。
 その最たる理由が、桐条グループ。
 美鶴にとって、桐条グループ……正確には、父親という存在は非常に大事だ。
 それこそ、恋人になったばかりの俺と、父親の武治のどちらを選ぶかと言われれば、間違いなく悩んでしまう程には。
 そんな状況である以上、当然のようにシャドウミラーやホワイトスターといった事を教える訳にはいかない。
 もし教えたら、下手をすれば俺VS桐条グループなんて事になりかねない。
 そして、そうなれば確実に負けるのは桐条グループの方だ。
 そもそも、桐条グループの持っている戦力に、俺をどうこうするだけの力は殆ど存在しない。
 可能性としてあるのは、美鶴達ペルソナ使いではあるが……俺の強さを知っている上に、俺を敵に回せば、恐らく……いや、ほぼ確実にゆかりやコロマルが敵に回る。
 最強のペルソナ使いのゆかりに、犬であるが故に、本能的にペルソナの本質とでも呼ぶべきものを理解しているコロマル。
 そんな1人と1匹までもが敵に回るんだから、敵対してしまえばどうしようもないだろう。
 順平達も、俺が本気になればどれだけの力を持っているのか理解している以上、敵対するような真似はしないだろうし。
 後の可能性としては……それこそ、俺が桐条グループに預けた事によって、研究が進展したマジックアイテムか。
 そうなれば、それこそ俺はゲリラ攻撃に徹したりして、桐条グループは日中から俺の襲撃を警戒する必要が出てくる。
 ……で、俺は影のゲートがあるから、それこそどこにでも避難は出来る訳だ。
 最悪、空間倉庫の中にはニーズヘッグとかサラマンダーとかミロンガ改とかもあるし。
 うん、普通に一企業どころか、一国を相手にしても互角にやり合えるだけの力を持ってるな、俺。

「アクセル? どうした?」
「いや、何でもない。出来るだけ早く、影時間が終わればいいと、そう思ってな」
「……そうだな。そうなれば、私もアクセルと共にツーリング出来たりするだろうし」
「ツーリングか。バイクは乗れるけど、免許そのものは持ってないんだよな」
「何? ……ああ、そう言えばアクセルはこの国の戸籍がなかったのか」

 桐条グループの方で用意して貰っただけに、当然のようにその辺りの事情について思い至ったのだろう。一瞬ピクリ
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