猫娘と明かされる秘密編
NO.043 久しぶりの学校はカオス
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更衣室の方からなにやら峰田の叫び声が聞こえてくる。
「なんだろう……?」
「ウチが確認してみる」
耳郎がそう言ってイヤホンジャックを壁に刺してあちらの声を聞いてみる。
『この穴、ショーシャンク! 恐らく先輩方が頑張ってくれたんだぜ!?』
『峰田君、やめたまえ! 覗きは犯罪行為だぞ!?』
『うるせー! おいらのリトルミネタはもう万歳三唱しているんだよ!』
と、なにかを破り捨てる音が聞こえてくる。
さすがにその声は女子の方にも聞こえてきたのか七人とも苦笑いを浮かべる。
『八百万のヤオヨロッパイ! 芦戸の腰つき! 葉隠の浮かぶ下着! 麗日のうららかボディ! 蛙吹の意外おっぱい! 緑谷のあざとい猫耳しっぽ姿ぁぁぁぁ!!』
ザシュッ!
なぜ自分だけ名前が上がらないのだ?
耳郎はその思いとともに穴にイヤホンを通して峰田の目を突き刺して音波を送って黙らしていた。
「ありがと響香ちゃん」
「卑劣ですわ! すぐに創造で塞いでしまいますわ!」
「峰田君はまったく……」
七人が呆れている中で、まだ抵抗しているのか声が続いていた。
『峰田君、もう諦めたまえ!』
『うるせぇ! 飯田、お前だって本当は緑谷の裸を見たいんじゃないのか!?』
『なっ……そんな事は……あっ……』
『おい……そのなんか思い出した様な顔は何だよ……?』
『い、いや! 決して緑谷君の裸姿を見てしまった訳ではー!?』
『『『あ゛!?』』』
飯田、見事な自爆である。
『おうおう飯田よー……そこんとこ詳しく話せよ? なぁ?』
『と、轟君! 仲間だろ? 助けてくれ!!』
『俺を巻き込むんじゃねぇ!!』
それで男子更衣室がなにやらヒートアップしている一方で、
「だってよ? 緑谷、ホントなの……?」
「デクちゃん、正直に話してええんよ……?」
「えっと、その……入院中に病室で看護婦さんに体を拭いてもらった後にブラを付けようとしたところで運悪く二人が入って来ちゃって……その、うん……」
これ以上は察してほしいと出久は顔を赤くさせながらも話した。
そして、出久が休み時間の間にオールマイトのもとへと向かっている中で、1−Aでは学級裁判が開かれていたとかなんとか……。
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