猫娘と明かされる秘密編
NO.043 久しぶりの学校はカオス
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極めて落ち着いていた。
それはなぜか? ベストジーニストによって過去を抉られてから人生相談を受けた形になったのだから感謝はしないといけない。
ゆえに爆豪は無理やり髪の毛をボン!と戻してとある事を聞くために帰りに出久に話しかけようと思っていた。
他の場所では芦戸が耳郎と蛙吹と話していてヴィラン退治とかもやったとかで興奮していた。
「お茶子ちゃんはどうだったの? この一週間」
「とても……有意義だったよ」
蛙吹の質問にお茶子は構えをしながら静かに息を吐いていた。
それはさながら今から格闘技でも始めるのではないかと言う雰囲気である。
スクリューナックルを何度も放っているのはさすがである。
「目覚めたのね、お茶子ちゃん」
それを見ていた上鳴が言う。
「一週間で変化がすげーよな」
「いや、上鳴。女ってのは本性を隠し持ってるもんなんだぜ?」
爪をかじりながらそんな事を言っている峰田は果たしてMt.レディのところで何を見たのか……?
上鳴はさすがに見ていて怖いから爪を噛むのを止めさせながらも、
「それより一番変化があったのはお前ら三人だよな」
見た先には出久、轟、飯田の三人が話し合っていた。
それで各々が心配の声をかけていった。
やはり心配だったのだろう。
出久によって送信された位置だけの情報でなにかが起こっているという事はなにかしら感じられたのだから。
話題はもうヒーロー殺しの事で一色になっていく。
だが、そこで上鳴が不本意な発言をしてしまう。
そう、「ヒーロー殺しってかっこよくね?」と。
「上鳴くん!」
そこで出久がどこか止めてと言っているような声を上げる。
上鳴もそれで飯田の件を思い出して反省している感じであった。
だが、とうの飯田は普段通りにしていて腕を何度も振って、
「確かに信念が通っている男だった。だが、俺はやはりヒーロー殺しの事は認められない……粛清と言う手段を選んでしまったのだから。
だからもう俺のようなものを出さないためにも改めてヒーローを目指すのだ!」
それを聞いて出久はやっぱり飯田君はかっこいい!と思っていた。
そんな出久の憧れの眼差しに気づいて飯田は顔を赤くしているのを、目敏くお茶子は感じてしまい、
「飯田君……そう簡単にデクちゃんはあげないからね?」
「う、麗日君。俺は別にそんな……」
「麗日さん? 何の事……?」
「デクちゃんはそのままの純粋なままでいてね……」
「えっと……うん?」
少し訳の分からなかった出久であったがそのまま時間は流れていき、ヒーロー基礎学の時間になった。
だが出久と飯田はコスチュームが壊れてしまったので今は修繕に出して代わりに体操服を着ている。
「久しぶりだな少年少女たち。さっそくだが
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