暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
春はパスタの旬の季節です。その4
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いかどうかを心配してくれ……。

「あっはっは!大変じゃねぇ提督さんも」

「笑ってねぇでどうにかしてくれよ浦風」

 笑い声を上げた声の主は、空豆をツマミにビールを飲んでいた浦風だった。

「心配ないよ。ウチも明日白露と同じ班で演習に行くけん、縄付けて引き摺ってでも連れてくけぇ」

「そうか、なら任せた」

「うぉい!アタシの扱い酷くね!?」

 アホな事を喚いている白露は放っておこう、ウン。

「さてと、明日も早いけぇそろそろお開きにしようかのう……提督さん、コレ残すのも勿体無いけんパスタにしてくれん?」

 そう言って浦風は自分の摘まんでいた空豆の残りをこっちに寄越した。

「あいよ。ちっと待ってな」




《残り物でもOK!空豆のクリームチーズソースパスタ》※分量2人前

・パスタ:180g

・茹でた空豆:12個位

・クリームチーズ:40g

・牛乳:100cc位

・塩:少々

・ホワイトペッパー:少々

・パセリ:少々

・ハラペーニョソース:少々※無ければゆず胡椒、タバスコ等でもOK!




 さて、作っていこう。まずはパスタを茹でる。湯を沸かし、パスタの1/10の量の塩を入れ、パスタを袋の表示通りに茹でる。

 パスタを茹でている間にソースを作るぞ。クリームチーズは室温に戻しておき、皮を剥いた空豆とパセリはみじん切りにする。

 ボウルに空豆とクリームチーズを入れ、スプーン等で潰しながらよく混ぜる。空豆とチーズがよく混ざったら、塩、ホワイトペッパー、ハラペーニョソースを加えて更に混ぜる。

 牛乳を加えてペースト状になっているソースを延ばしたら、茹で上がって水気を切ったパスタを加えてよく絡ませる。ここでのポイントは、パスタが熱い内に和える事。パスタの余熱を活かしてチーズを溶かし、牛乳と馴染ませる事でクリーミーなソースに仕上がるぞ。

 器に盛り、パセリを散らしたら完成だ。





「へいお待ち、『空豆のクリームチーズソース』ね」

「うんうん、いつもながら美味そうじゃ♪」

 浦風は満足そうに頷くと、フォークでクルクルとソースを絡ませながらパスタを巻き取っていく。口に含めばクリームチーズの酸味と塩気に混じって、空豆の風味が広がっていく。

「ん〜♪今日も提督さんの料理はぶちうまじゃ!提督にしとくのが勿体無いくらいじゃ」

「おいおい、俺が提督やってなかったら浦風はそのパスタ食えなかったんだぞ?」

「それもそうじゃ。なら、やっぱり提督さんは提督で良かったんじゃねぇ」

 ケラケラと笑う浦風。浦風の周りの奴等も、ウンウンと頷いている。

「さてと、白露もそろそろお開きにせんといかんよ?」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ