183部分:ラグナロクの光輝その三十七
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
の集約が今ここにあった。六人は怒りに燃える目で彼を見上げている。だが彼は平然としたものであった。そこに大きな差があった。
だがここでパルジファルが出て来た。彼はじっとクリングゾルを見据えていた。そのうえで述べた。
「私のことは御承知ですね」
「パルジファル=モンサルヴァート」
クリングゾルはそれに応える形で彼の名を呼んだ。
「確かその名だったな」
「はい」
「今の名は」
「今の名!?」
「どういうことだ、それは」
「これは私の人としての名なのです」
パルジファルは仲間達にそう答えた。
「人としての」
「はい、それも思い出しました」
彼の記憶がまた蘇ってきたのである。
「私の人としての名はパルジファルですが本来の名はバルドルです」
「バルドル」
「はい、光の神。それが私の名なのです」
「そうだ、卿はアース族の頭領であるのだ」
クリングゾルは彼に対して言った。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ