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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第34話
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なぁ、分校長殿!」

「――――構いません。皇太子殿下を含めた本校の生徒達も”世界は広い”事を知るべきです。」

「ほ、本気ですか、分校長……!?」

「こ、こんな事、絶対に上に知られる訳にはいかん……!」

不敵な笑みを浮かべたランドロスに許可を求められたリアンヌ分校長は許可をし、リアンヌ分校長の許可を聞いたトワは驚き、ミハイル少佐は疲れた表情で頭を抱えた。



「ルールはさっきと一緒でいいな?ちなみに俺に勝つ条件は俺に一撃入れる事ができればいいぜ?」

「ええ。そちらこそ本当によろしいのですか?幾らランドロス教官が凄まじい使い手とはいえ、生身で機甲兵に挑むのは無謀かと思われるのですが?」

ランドロスの問いかけに対してセドリック皇太子は不敵な笑みを浮かべて問い返し

「おいおい、”某自治州の某警備隊司令”は生身で”某帝国ご自慢の戦車を模擬戦用の武装で真っ二つにした例”があるんだから、オレサマにとってはお前達みたいなガキ相手はコイツがあれば十分だよ。」

「な―――――ぼ、”木刀”………!?」

「い、幾ら何でも生身で、しかも木刀で機甲兵3機に挑むなんて無茶じゃありません!?」

「ア、アハハ……常識で考えればそうなのですが……」

「………ランドロス教官はその”常識”に当てはまりませんから、実際に試合をしてみないとわからないかと。」

(今までの話からするとランドロス教官はもしかしてデュッセルさんみたいな凄い使い手なのかしら……?)

「つーか、本当に正体を隠すつもりがあるんだったら、わざとらしく正体に気づかれる話をするんじゃねぇ……!」

「クスクス………―――それじゃあリィンお兄さん、引き続き号令をお願いね♪」

ランドロスが構えた武装が模擬戦用の武装や実戦用の武装ではなく木刀である事を見たその場にいる全員が驚いている中クルトは絶句した後ユウナと共に信じられない表情で声を上げ、セレーネとアルティナの推測を聞いたゲルドは考え込み、ランディは疲れた表情で声を上げ、その様子を面白そうに見ていたレンはリィンに声をかけた。

「わ、わかりました。これよりトールズ本校生徒、第U分校教官の模擬試合を開始する。双方、構え!」

「わ、私達を子供扱いした所か生身で、しかも木刀で3機の機甲兵に挑むなんて、どこまで私達の事をバカにしているのですか……!?」

「その無謀さ、その身を持って味わされる事を後悔しないで下さい、ランドロス教官……!」

「フフ、それでは見せてもらいますよ?”クロスベルの大英雄”―――――”六銃士”の”力”とやらを?」

リィンが号令をかけてそれぞれ戦闘の構えをした本校の生徒達はそれぞれ怒りの表情でランドロスを睨み、セドリック皇太子は不敵な笑みを浮かべ


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