第34話
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てな、チビ兎と白髪魔女。――――ランドルフ教官!ヘクトルを貸してもらうぜ!」
「アッシュ……」
「チビ兎……まあ異存はありませんが。」
「白髪魔女……この髪は白髪じゃなくて地毛なんだけどね………でも3人とも、頑張って……!」
「誰だっていいわよ!ギャフンと言わせてやりましょ!」
「ああもう、マジかよ……!?」
「……事故だけは起こらないよう注意するしかないな。」
既に親善試合の空気になっている事にリィンと通信をしていたランディは疲れた表情で声を上げ、リィンは静かな表情で呟いた。その後それぞれの機甲兵に乗り込んだユウナ達はセドリック皇太子達が操縦するシュピーゲル達と対峙した。
「……第U分校、せいぜい全力で来るがいい。」
「フフ、本校のレベル、存分に見せてあげますわ。」
ユウナ達と対峙したセドリック皇太子と共にいる本校の生徒達はそれぞれユウナ達に対して挑発をし
「クク、面白ぇ。」
「どうやら本校のエース級の生徒みたいだな……しかも全員、上位機か。」
「ちょっとの性能差なんか実戦じゃ関係ないわよ!こっちが潜った修羅場、エリートに見せてやるわ!」
挑発に対してアッシュは不敵な笑みを浮かべ、クルトはセドリック皇太子達の戦力を分析し、ユウナは闘志を高めた。
「―――これよりトールズ本校、第U分校の模擬機甲兵戦を開始する。両者、練習用武装を使用、コックピットへの直接攻撃は禁止!小破以上で戦闘不能判定とする!それでは――――尋常に勝負!」
そしてリィンの号令を合図にユウナ達はセドリック皇太子達との試合を開始した!その後ユウナ達は苦戦しつつも、協力してセドリック皇太子達を戦闘不能に追いやった。
「勝負あり―――そこまで!」
「よっしゃああっ!」
「って、皇太子殿下に勝っちゃったりしたら……」
「さすがにそこに文句は言わないだろうさ。」
ユウナ達の勝利にパブロが無邪気にはしゃいでいる中、不安そうな表情を浮かべたカイリの推測にレオノーラは苦笑しながら否定し
「はあっ、はあっ……」
「や、やったね……!」
「……ハッ……こんなところか……」
勝利したクルト達はそれぞれ疲弊した様子で自分達の勝利を喜んでいた。
「……さすが腐ってもヴァンダールといった所か。そちらの二人も”分校”の生徒にしては悪く無かった。」
するとその時セドリック皇太子達がクルト達の通信に割り込んでクルト達を評価した。
「……っ……」
「き、君ねぇ……!」
「クク、スカした面して意外とかますっつーか……」
「―――クルト。今日は負けを認めておこう。だが、入学して2ヵ月
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