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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
変貌
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らないルーシィは怒鳴るように問い掛ける。ヨザイネはそれに冷静に答えてみせる。

「ブランディッシュは本気で戦うつもりなんかないのよ。あなたたちとね」
「「!?」」

彼女の言葉に驚いてみせるルーシィとハッピー。ブランディッシュは表情を変えないまま彼女を横目で見ている。

「腫瘍を元に戻した?ランディなら内臓を大きくして突き破らせて殺せる。情に流された自分と決別したいなら戦う必要もない。
その子を小さくして踏み潰して終わり。あなたは気付いていたんでしょ?私が見ていたことに。だからわざと負けようとしていた」
「黙りなさい!!」

そう言って手の平を向けるブランディッシュ。しかし、魔法をぶつけられたであろうヨザイネには何も変化が起きない。

「やっぱりもうアルバレス帝国の一員として戦う気はないみたいね」
「そんな・・・なんで・・・」

ヨザイネを小さくして動きを封じようと考えていたブランディッシュ。それなのに、彼女は平然としており、困惑が目に見えている。

「そういえばあなたは私と戦ったことなかったものね。知らないのも無理はないわ」

そう言うとヨザイネの背中から巨大な翼が広げられる。それは彼女の異名である堕天使とは異なり、純白の天使のような羽根だった。

「私は堕天使。あなたたち人間の魔法など効かないのよ」

その瞬間ヨザイネの魔力が極限まで高められていくのを肌で感じた。それに同調するように青かった空が黒雲に覆われていく。

「天地を切り裂く神の怒りよ!!我らに反逆する者に罰を与えよ!!」

空を覆い尽くした黒雲から落とされる落雷。それはルーシィたちの目の前にいたブランディッシュに容赦なく落とされた。

「きゃああああああ!!」

響き渡る悲鳴。天の怒りに晒された彼女は黒こげになっており、膝から前のめりに崩れ落ちた。

「ブランディッシュ!!」

慌てたように彼女に駆け寄るルーシィ。それを見ていたハッピーは震え、微かに残った意識でその様子を確認していたナツが奥歯を噛み締めていた。

「ブランディッシュ!!しっかりして!!ブランディッシュ!!」

涙ながらに体を揺するルーシィ。しかし、それにブランディッシュがそれに答えることはもうない。

「お前・・・仲間じゃなかったのかよ・・・」

号泣するルーシィの後ろで立ち上がったナツ。腫瘍を元に戻されたことにより痛みがある彼はフラフラしながらヨザイネに向き直る。

「確かにランディは仲間だったわ。でもね、彼女は私たちを裏切った。これは私たちを守るために必要な行為なのよ」

自分たちを裏切った彼女はもはや脅威でしかない。それだけの魔力をブランディッシュは有しているのだから。

「それでも・・・仲間を傷付けることに躊躇いがねぇの
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