暁 〜小説投稿サイト〜
妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第11話 幸せを呼ぶ猫の誕生
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サスを睨みつけて…んん?ラクサスよ、何故(チミ)まで睨みつけているのかね…?


「オレが今レッドと雑談していンのは見てわかんだろ、さっさとミラと暴れてこい。」

「最近レッドさんが修行で数ヶ月も居なく、そしてS級クエストに行ってあまりゆっくり話せていないんだ私は。ラクサスはクエストでレッドさんと共に居たのだろう?なら充分な筈だ。変われ」

充分ってなにかなエルザさん。オレ、そこのところが気になるのだけど?てか別にラクサスも一緒でもいいと思うんだけど…。ラクサスもそう言わずにエルザも混じってよ…

ミラと話している時にグレイやカナが混じってもミラは怒らなかったし、マカオとワカバも同じく。
それなのにこの二人はそれが許さない…はて、皆と話すほうが穏やかでいいと思うのだが――――






「――――誰だー!!盗んだのーッ!!」

「…ん?」

突然ギルドの入り口から声が聞こえた。この声はナツ…そしてリサーナも一緒だが…卵がない?

「卵が消えた?」

「私は知らないよ?」

…どうやら卵がなくなったらしい。それでナツは卵は誰かに盗まれたのかと思ってギルドで探しにきた、と。

「レッドも白状しやがれ!!」

「悪ぃ、生憎オレも知らない」

突然刑事が容疑者に言う台詞みたいなことを言われたオレは素直に答える。
てか警察の取り調べみたいじゃねえか…。


「ミラ姉、卵知らない?」

「知らないわよ」


リサーナがまだマシな方で聞いている…こっちは常識がちゃんとあってよろしい。将来心配がないね…なに考えてんだオレ。

ミラはナツを煽るようなことを言って、ナツはミラに飛びかかる。珍しい組み合わせだなぁ(能天気)

そしてグレイもその中へと参加。流石に見逃せなかったエルザも止めるために参加…。

「…くだんね…」

「…まぁ、元気があるってことだな」

どこか呆れているラクサスにオレは苦笑いで答えるしか無い。けどもう当たり前だしな、これは。

「あのガキどもまだやってるよ」

「本当ひでー世代だな。 数年後のギルドを想像したくねーぜ…」

マカオとワカバが将来が心配みたいな話をする。確かに、このままだと他のところにも迷惑かけてしまいそうだしな。

「反発するのは認め合うからこそ奴等には互いの顔がハッキリ映っておる。なーんも心配する事ないわい」

そして、ギルドのカウンターにマスターが胡座かいて座りながら暴走しているナツたちを見てニカッと笑っている。最後に「将来の資金が怪しいじゃがな…」と呟いたのは聞き逃がせなかったぞマスター…。


「オレの卵……どこにいったんだよ…」


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