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蒼穹のカンヘル
三十枚目
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。ついたよ………
リーアちゃん?」

もふもふもふもふ……

仕方ないなぁ…

「ヴァーリ」

「はいはい」

ヴァーリがリーアちゃんの顔に手を近づけ…

ピシィッ!

「ふやっ!?」

リーアちゃんが仰け反った。

「な、なに!?」

「デコピンだよ。西洋圏にはない文化だね。
まぁ、ちょっとした悪戯だよ」

プーっと頬を膨らませてリーアちゃんがこっちを睨んでいる。

「痛かったんだけど」

「まぁ、そういう物だし。
俺の手はこんな感じだからヴァーリに頼んだんだよ」

鱗に覆われた手を見せる。

「むぅー…」

「グレイフィアさん。開けてください」

「かしこまりました」

ガチャ…とドアが開く。

そして目にはいった光景は……


幼女の土下座だった。

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