ペルソナ3
2043話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
…
「本当にここなのか? 何だか、見るからに高級店って感じだけど」
そう、俺が口にした通り、美鶴が予約したといってゆかりが案内した店は、見るからに老舗の店といった雰囲気を持っている。
とてもではないが、修学旅行っでやってきた学生が寄るような店だとは思えない。
「うん、ここでいい筈だけど……取りあえず入ってみない? それで実は違ってたら、別の場所に行けばいいし」
「そうするか」
一応金に余裕がない訳でもないので、金を払って入れるのなら、ここで食べてもいいんだが……こういう高級料亭は一見さんお断りとかだったりする。
それこそ、誰か馴染みの客と一緒に来たとかじゃなければ、入れないなんて事もあるんだよな。
そうである以上、もし駄目だったら大人しく別の店に行った方がいいのは確実だった。
そう思って店の中に入ったのだが……
「いらっしゃいませ。アルマー様と岳羽様ですね。桐条様からお話は伺っております。どうぞこちらへ」
予想外にあっさりと、俺達は店の奥に通される。
桐条の名前を出していたし、どうやらここで間違いないらしい。
用意されたのは、個室。
いかにも和風、もしくは京風といった様子の部屋で、どこか落ち着くように感じるのは決して俺の気のせいではないだろう。
そうして用意された料理は、どれもかなり美味い料理だった。
個人的には湯葉が美味いと思った。
それ以外にもハモの湯引きとか。
あの旅館で食べたハモの湯引きも美味かったが、やはりここは高級料亭だけあって、どの料理もあの旅館で食べた以上の味だ。
ハモの天ぷらとか……うん、間違いなく美味く、俺とゆかりは2人揃って舌鼓を打つのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ