暁 〜小説投稿サイト〜
妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第10話 新たな光への覚醒
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
も勝てるとは思えなくなる。

なら今ここで始末したほうが確実だろうが――――何故だ。何故、体が動かない。

ここで、自決しろと命令すればいいのに――――


ああ――――なんて、なんて


「なんて――――綺麗な光――――。」



















それからはもはや語るべきものはない。ただ単純な結末だった。



黄金の戦士へと成ったレッドが、怒涛の反撃をデーモンに向け、そして最後の最期まで、攻撃を続けた。
デーモンからのカウンターすらも気にもせずに殴り倒し、そして再度不能へと追い込んだ。

そして、デーモンを生かす訳にはいかない、という判断して青く、巨大なエネルギーで消し灰にした。


次は女の方を問い詰めようとしたらもうどこにも居なく、存在を確認するべきものはない。

本来なら追いかけるべきだろうが、どこに行ったか分からない状況で探しても仕方ない。

そこで離れて寝かしたラクサスと、気絶している魔道士数人を依頼人の会社まで連れて行こうとしたら騒ぎを聞きつけたのか、評議員が迎えに来て負傷者である魔道士とラクサスの治療に当たる。


もう黄金の戦士を解いたレッドから事情聴取した評議員は着物を着て牛のような角を生やしている女の探索を行ったが、見つかることはなく――――

ただ、デーモンを討伐したことでそのクエストは成功となった。


無事に、まぁ生きて帰った二人に対してマカロフは暖かく迎えた――――一応状況を聞いたので怒るに怒れなかったから仕方なく説教なしとして迎え入れたが。

だが、これで暫くは一安心と思うとしよう。

何故ならば、また元通りに二人は帰ってきて、ギルドのメンバー(ガキども)も喜んでいる。ならば、自分も心の底から笑って言葉をかけよう


「二人共、よく帰ってきた」

「「――――ただいま」」




[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ