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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第9話 森に佇む化物
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◆◆◆◆◆◆









マスター涙目の出来事の次の日、オレは今ラクサスとクエストに行っている。

いつもどおりのS級クエストであり、難関なクエストだ。

何が難関だ、というのなら一つだ。そのクエストの内容はこう記されている。


【森の奥に存する化物を討伐してほしい】

報酬は1000万Jになっているということはそれほど追い出してほしいということだろう。
依頼主はドグゼリ渓谷の近くにある会社で立ち上げている社長らしく、重力室を作ろうと計画を練っている会社。会社名は重力部屋(グラビティルーム)
重力室というのは、その部屋で好きな重力を設定して魔道士やハンター、騎士たちに鍛えさせるために今作られているらしい。

前からオレもそれで修行がしたくて、もし体験ができる機会があったら是非応募する。

ラクサスもオレから知っているのか、その部屋でオレと同じ様に鍛えたいとよく互いに話し合った。

その会社を魔道士ギルドやハンターギルド、評議員や王国が支援する程であり、もし失敗したら高い借金が出ることが確実な所だが…成功したら沢山の人達に使われることに違いない。特にオレが使いたい。

この依頼を見つけた時はすぐにこの仕事をとった。
だが、どうやらうちのギルドだけじゃなく、他のギルドにも依頼を出している様だ。
S級クエストということであって、報酬も高いからS級魔道士の者なら出るのは当然とのこと。

だが、S級ということは楽な仕事ではない。現にも死人が出かけたという情報があった。
その依頼を受けた魔道士はまだ帰っていないらしく、連絡も付かない。

そのクエストに出るということはどれ程危険なのか、マスターにもこれを受ける前に確認された。
本当ならギルダーツを出したいと言っていたが…当の本人はまだ10年クエストに行って帰ってきていない。今から呼んだら危ういかもしれないとのことで呼んでいない。

だから、マスターがオレとラクサスが行く時には本当に注意された。

『命の危険を感じたらすぐに退避するんだ。何があっても無茶だけは止すんじゃぞ。ダメだったらすぐに帰ってくるんじゃ』

会社ということもあって、もし何があったら危険だ。ならばこのまま10年と待っていたら悪影響になるかもしれないということで聖十大魔道も出向かせようとするみたいだ

…とりあえずマスターの忠告を守るということでオレとラクサスは行った。本来ならS級じゃないラクサスが行っていいかわからないが、オレ一人で行くよりオレと同じくらいの強さを持っている(オレがいない時にマスターが鍛えたらしく、自身があるとのこと)から安心とのこと
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