第24話:不思議解明!そして大きなお友達!?
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今は私の使い魔をしてもらっています。」
[そうか。世界を構成する4つの力の内、3つの力の精霊達が大勢ここに集っているようだが、これはいったいどうしたことだ?そして、なぜ我が僕達がいなくなったのか説明してもらおうか。]
「それは、私が彼らに秘石を作ることをお願いしたからです。私の仕事に火石が必要なことを話し、お願いしたところ、この辺り一帯の火の精霊達が集まってくれて、火石となってくれました。こちらがその火石です。」
さっきしまった火石を『王の財宝』から出して見せます。
[おまえの願いを我が僕達が聞き届けたと言うことか?どうやらおまえには珍しい力があるようだが、その言葉を簡単に信じることも出来ん。他の精霊達に聞いてみるとしよう。]
そうして、火の上級精霊は遠巻きに見守っていた精霊達に状況を確認し始めたようです。何を話しているのか解りませんが、僕の話したことが本当かどうか確認しているのでしょう。少しすると話し終わったのかこちらに向き直りました。
[おまえの話したことに嘘はなかったようだ。我が僕が自主的におまえに協力したのならそれで良い。その火石はおまえのものだ。]
「有り難うございます。それからこれは事後承諾となってしまいましたが、あなたの僕に勝手に名前を付けてしまいました。どうかお許し下さい。」
[我が僕に名を付けたと?その様な事、良く僕が許したな。]
それに対して、他の妖精さん達が何かを上級精霊に話しかけました。
[なんと。おまえ達にも名を付けたのか?人間の子供よ。おまえは自分が何をしたのか解っているのか?]
「名を付ける事がそんなに大変な事なのでしょうか?」
[解らないか?相手に名を付け、相手がその名を認めたなら、おまえはその相手を僕にした事になるのだぞ。真の名を相手に告げる事と同じ事だ。おまえはこの世界を司る4つの力の僕達全員を自分の僕とした事になるのだ。]
そう言うことですか。どうりでアルメリアさんが呆れた訳です。これは大変な事をしてしまいました。
「申し訳ありませんでした。そんな大変な事とは知りませんでした。私はどうすればいいのでしょうか?」
[どうもこうも無い。精霊達の話しによれば、名を付ける事を精霊達から願ったという事なのだから、おまえの責任とは言えない。だが、おまえも名を与えた以上、その責任を認識する必要が有るという事だ。それに、いずれ他の精霊達の主からも何かしら説明を求めてくる事と思うから、忘れない事だな。]
「解りました。御指導有り難うございました。肝に銘じて忘れずにおります。」
[ところで、おまえなら我にどのような名を付ける?]
「はっ?貴方の名前ですか?その様な事が許されるとは思えませんが、もしも名を付ける事が出来るのであれ
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