第24話:不思議解明!そして大きなお友達!?
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「これは凄いな。私に直接見えるようになるなんて、よほど集まっているのか?」
私たちの廻りに赤、青、水色、茶色と4色に分かれて塊になっています。かなりの数が集まっているのでアルメリアさんにも見えるのですね。
集まっている妖精さん達の仕草が何かかわいらしく見えますから、名前を付けたくなりました。
「失礼かもしれませんが、呼びやすいように名前を付けさせて下さい。火の精霊さん達は『ファイアリー』と呼ばせていただきます。よろしいですか?」
火の精霊達が何か話し合っているようにしていましたが、すぐにこちらを向いて、そろって頷きました。やっぱり可愛いですね。
思わず可愛さに浸っていたら、他の精霊さん達が何か言っています。どうやら自分たちにも早く名前を付けるように催促しているように感じられました。
「はいはい、解ってますよ。順番にいきますから慌てないでね。それでは、水の精霊さん達は『ウンディーネ』、風の精霊さん達は『シルフィード』、そして土の精霊さん達は『ノーム』と呼ぶことにします。」
どうやら他の精霊さん達も納得してくれたようです。これからは名前で呼びましょうね。
「アルメリアさん。精霊さん達に名前を付けさせてもらいました。これからは火の精霊は『ファイアリー』、水の精霊は『ウンディーネ』、風の精霊は『シルフィード』、土の精霊は『ノーム』と呼びますから、よろしくお願いしますね。」
「名前?精霊に名前を付けたのか!?」
何か、あきれられたように感じます。そんなに変でしょうか。
「それでは『ファイアリー』さん達。僕の手の上に集まって炎となって下さい。」
手を差し出して『ファイアリー』にお願いすると、『ファイアリー』が集まってきて、手の平の上で赤から黄色に変わり、高さ20サント位の炎になりました。不思議なことに掌は全然熱くなりません。
これが精霊魔法と呼ばれるものなのですね。廻りに精霊がいれば、呼びかけるだけで使えるし、多分系統魔法よりも強力な魔法になると思います。
「有り難うございます。分かれて良いですよ。」
あっという間に炎が小さな火の精霊達に戻りました。
「驚いたな。もうそんなことが出来るようになったのか。」
「精霊さん達がお願いを聞いてくれるからです。皆さんとても可愛いんですよ。」
「そうか。それなら簡単にできるかもしれないが、火石は火の精霊が沢山集まって、力を集中することで作られる秘石だ。同じように水、風、土の石も作られる。アルバートなら出来るはずだ。」
「解りました。お願いしてみますね。」
気持ちを精霊さん達に集中させます。
「『ファイアリー』さん達にお願いします。僕の仕事に火石が必要なのです。作って貰えますか?」
す
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