第24話:不思議解明!そして大きなお友達!?
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記憶がブロックされている可能性が有るのではないでしょうか。もしそんな事をされているとすれば、やったのは神様しかいないと思いますが。
何のために記憶がブロックされていたのか解りません。また、記憶のブロックがこれだけなのかも解りません。一度神様に会って、じっくりと説明を聞きたくなりました。
さて、精霊が見えると言うことが、即精霊の力を使えると言うことになるのかどうか判りません。ただ、その存在が精霊だと気がついた瞬間、彼らも僕の存在を意識し始めたのが解ります。それまで良く解らなかった顔の表情がはっきりとし、こちらに笑いかけてきていることも解るようになりました。僕が笑いかけると彼らも笑顔になって嬉しそうに動きが活発になるのです。
ここは、精霊魔法を使えるエルフに解説してもらった方が早いでしょう。
「アルメリアさん。今あなたの掌で小さな火が踊っていますが、僕の目には廻りに飛んでいた小さな赤い精霊が、あなたの手の平の上にどんどん集まって来て、赤が黄色になり、そして火になったように見えました。あなたには火になる前の小さな赤い精霊が見えますか?」
「アルバートに見えるのか?私には自分の周りにいる精霊を感じることは出来るが、実際に目に見えるようになるのは集まりだしてからだが。」
「ええ。いまも私たちの廻りで飛び回っている赤や青や薄い水色に茶色といった精霊を見ることが出来ます。多分赤が火の精霊で、青が水の精霊、薄い水色は風の精霊で、茶色は土の精霊なのでしょうね。茶色の精霊は地面の近くに多くいます。薄い水色の精霊は数が少ないようですが、一番じっとしていない精霊ですね。」
「それは凄いな。私たちの仲間でも精霊を見ることが出来る者はそんなにいないぞ。それだけの力があれば精霊にお願いして力を貸してもらうことも出来るだろう。」
「それが出来ればもの凄く助かるのですが、どうやったら話しかけることが出来るのか解りません。なにかとくべつな方法があるのでしょうか?」
「なに、特別な方法など無いよ。私たちは精霊呪文を使って精霊にお願いするが、アルバートは『ヴァルファーレ』と心で話が出来るのだから、精霊達にも心で話しかければ答えてくれるだろう。」
「解りました。やってみますね。」
心で話すのは確かに慣れていますが、この方法で精霊とも話が出来るとは思いませんでした。精霊を見つめて、声に出さずに話しかけてみます。
「こんにちは、精霊さん。僕の声が聞こえますか?聞こえたら僕の近くに来て下さい。」
話しかけたとたんに周りにいた精霊達が集まってきました。通じるものですね。
「有り難うございます。今度は精霊さん達の仲間毎に集まって貰えますか?」
すると、精霊達がそれぞれの属性毎に分かれて集まりました。なかなか壮観ですね
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