第七千二十七話 戻ってきてもらった
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第七千二十七話 戻ってきてもらった
ルーマニアの上司の上司の人は共産主義政権が倒れてから国民の人達に是非と言われて戻ってきました、そうしてルーマニアと再会したのですが。
その再会の時に上司の上司の人は思わずこんなことを言ってしまいまいた。
「私は夢を見ている様だ」
「戻ってこられてずらか」
「そうだ、信じてはいた」
戻って来る日が来ることをです。
「そうだったが」
「それでもずらな」
「共産主義がこうまであっさり倒れてだ」
そうしてというのです。
「そのうえでだ」
「戻れるなんてずらな」
「夢の様だ、しかしだ」
それでもと言う上司の上司の人でした。
「私は戻ってきたのだ」
「そのことは確かずらよ」
「この国で暮らしてのだな」
「勿論ずらよ」
ルーマニアは晴れ晴れとした笑顔で応えました、そうしてそのうえで上司の上司の人と二人で同じ時間を過ごしました。
第七千二十七話 完
2018・5・12
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