暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2042話
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
どのくらいの魔法なら覚えられるのかといった事が分からないというのは、魔法の持つ弱点だろうな。
 もっとも、転移魔法という意味では、影のゲート以外にもフェイトが使っている水のゲートがあるように、各属性に転移魔法は存在する。
 であれば、自分の適性のある属性の魔法を習得していけば……転移魔法に手が届く可能性は否定出来ない。
 もっとも、魔法使い全体で見ても転移魔法を使える魔法使いの数が少数であるのを考えれば、転移魔法がどれだけ高度な魔法なのかを示しているのだが。

「ペルソナの能力で転移魔法を覚えるしかないだろうな。それも、自分で使うのなら、自分のペルソナで」
「そう言われてもよ……どうやったら自分が希望するスキルやら魔法やらを覚えさせられるんだよ」

 不服そうに言う順平だったが、俺がそれに何かを言うような事はない。
 そもそもの話、どういう基準でペルソナがスキルや魔法を覚えているのか、未だに判明していないのだから。
 いや、全く判明していない訳ではない。
 例えばゆかりのイオ……今はイシスだが、回復系と風の攻撃魔法、ガル系を得意としているだけあって、それを覚えていく。
 そうである以上、ペルソナには得意とする攻撃方法や属性があり、それに関連したスキルや魔法を覚えやすいという事になるだろう。
 もっとも、あくまでもその傾向にあるというだけで、確実にそうだとは言えないが。
 そういう意味では、ペルソナチェンジという破格の能力を持つ有里は、好きなスキルや魔法を使えるペルソナを使えばいいだけなのだから、非常に有利だと言ってもいいだろう。

「運か、それまでの行動か……その辺りは分からない。そもそも、俺はペルソナ使いじゃないんだしな」

 そう言って話題を変え……高校生らしく、好きな相手とか猥談とかをして影時間が終わるのを待つのだった。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ