暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2042話
[3/5]

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設定だったな。
 ゆかりと一緒に行動していれば、その辺りは特に気にする事がなかったから、すっかり忘れてた。
 もっとも、俺がそう名乗ったのはブラフに近いが、ペルソナやらシャドウやらがいる世界だと考えれば、そういう存在がいてもおかしくはないのだが。
 ともあれ、このまま話が進むとちょっと面白くない事になるのは間違いない。
 そうなると、話を変える必要がある訳で……そうだな、順平のペルソナが進化した原因にでも話を向けるとしよう。

「そうそう、チドリとの仲はどこまで進んだんだ? 確か、キスをしてペルソナは進化したんだよな?」
「なぁっ!? ななななな……い、いきなり何を言うんだよ!」

 魔法使い云々の話から、突然話題が変わった事に、順平は驚き、慌てながらも……嬉しそうなのは間違いなかった。
 何だかんだと、チドリとの仲を誰かに自慢したかったのだろう。
 だが……ゆかりにしてみれば、若干不本意だろうな。
 ゆかりも、順平と同じくキスでペルソナが進化したのだから。
 実際には、母親との件でゆかりが精神的に成長して、その結果としてペルソナが進化したと思われるのだが……進化したタイミングがなぁ、

「で? 進展は?」
「ば、馬鹿。進展って何だよ。ちょっと生々しくないか!?」
「そう言っても、現実は変わらないぞ」
「それを言うなら、アクセルだってゆかりッチとの進展はどうなんだよ!」
「そこそこってところだな」

 俗にABCと言われる行為のうち、Aは何度となくこなしており、Bもまた幾度となく経験済みだ。Cの直前まではいった事があるが、まだ高2だと考えると、ちょっとな。
 いやまぁ、Fate世界では凛と綾子を一緒にいただきますした事のある俺が何を言ってるのかってのはあるんだが。
 ただ、Fate世界の時は、下手をすると綾子が死ぬ危機だったからな。……少なくても最初は。
 その後は、死ぬとか何にもなしにそういう行為を行ったのだが……うん、あれのおかげで、凛と綾子の人生を半ば決定づけたと言っても、決して間違いではなかった筈だ。
 そう考えると、ゆかりを抱いてしまうのは、色々と不味いような気がしないでもない。
 ただ、お互いを好きだからこそ抱きたい、抱かれたいと思うのは当然であり……
 あるいは、俺の考え方が少し古いのかもしれないな。
 もっとも、そういう風に考え始めたのはネギま世界に行ってからの事だ。
 ……幾ら何でも、中学2年を抱くのは不味いだろうし。

「くそっ、余裕を見せやがって。羨ましい。爆発しろ」
「爆発するか?」

 影時間という事で、特に隠す必要もないので炎獣を生み出す。
 リスの形で生み出された炎獣は、順平の周囲を走り回る。
 それを見た順平は、愛らしさに頬を緩ませる……のではなく、頬を引
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