暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2042話
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 甲イカとかいうイカらしく、山岸の言った通り肉厚で甘い身が特徴的だ。
 他にも格子状に切った甲イカをバーナーで炙った炙り寿司とか、そういうのも食べ……夕食は京料理を中心にして、十分に堪能するのだった。





「やっぱり、京都でも影時間はあるんだな」
「そりゃそうだろ。実は京都では影時間がありませんでしたなんて事になったら、それこそ京都と東京で時間がずれるし」

 順平にそう返すも、順平がそんな風に言いたくなるのも、理解出来ないではない。
 今まではずっと東京の、それも限られた場所でしか活動していなかったから、影時間=東京という認識があってもおかしくはない。
 特に順平は京都に来たのは初めてなんだから、余計にそう思ってもおかしくはないのだ。

「いや、アクセルが言いたい事は分かってるんだけどよ。それでもこう……友近とかが棺になっているのを見ると……なぁ?」
「なぁ? とか言われてもな。そうか、としか言葉を返せないけど」

 俺と順平、友近。それとあまり親しくはないクラスの男が3人が寝る部屋では、俺と順平以外の4人は棺となってその場に存在していた。
 恐らく他の影時間に関係している面々も、同じ境遇になっているのだろう。
 もっとも、だからどうだって話だが。
 タルタロスがあるのならともかく、京都で影時間になっても、どうしようもないしな。
 まさか、タルタロスから出て来るシャドウ達が、京都までやって来るなんて事は有り得ないだろうし。
 あー……ただ、京都は古い……それこそ、世界でも有数の古い街だ。
 それだけ怨念とかの類もあるだろうから、それらがシャドウとは違った何らかの怪異になっても、おかしくはない。
 京都神鳴流を使って解決すべき何かが。

「まぁ、そんな事がある訳ないか」
「ん? アクセル、いきなり何だよ? 何かあったのか?」
「いや、京都なんだし、シャドウ以外の何かファンタジー要素があるような存在がいないかと思ってな」
「……有り得るな」

 順平も何か思うところがあったのか、しみじみと呟く。
 俺が言っておいて何だが、出来れば面倒な事は来て欲しくないな。
 勿論、こっちに利益の類があるのであれば、話は別だが。
 何気に、このペルソナ世界ではマジックアイテムを大量に手に入れてるし、刈り取る者を召喚獣として従える事に成功したし、その類の何かがあるのなら、京都で何かトラブルがあっても、寧ろ俺は歓迎する。

「まぁ、そう心配する事はないと思うけどな」
「何でだよ? 俺達ペルソナ使い以外にも、アクセルみたいな異常な連中はいるんだろ? なら、京都に何かがあってもおかしくないと思うけどな」
「あー……それは否定出来ないか」

 そう言えば、俺はこの世界では裏の存在で魔法使いなんだって
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