第32話
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「ほう、昨夜はそんな楽しい事をしていたのか。ったく、俺を呼ばないなんて水臭いぜ。俺も是非名高き”灰色の騎士”殿とランディの昔話を聞きたかったぜ。」
「アンタまで呼んだら、リィンどころか俺まで酔い潰されて今日に差し障るだろうが………実際ロイドやお嬢の成人祝いの時もどこで聞きつけたから知らねぇが、リア充皇帝やルイーネ姐さん達まで呼んで大騒ぎした挙句俺どころか主役の二人を酔い潰したじゃねえか……」
「そ、そんな事があったのか………というかそれ以前に何でレン教官がその事を……――――って、また人の記憶を勝手に読み取ったんですね?」
レンの指摘を聞いて若干残念がっているランドロスの言葉を聞いて呆れた表情をしたランディの話を聞いて冷や汗をかいたリィンだったがレンが昨夜の出来事を知っている事に気づいてすぐに理由を察すると呆れた表情でレンを見つめた。
「クスクス、何の事かレンにはわからないわ♪」
「ア、アハハ……リィン君達の仲の良さは相変わらずだね。」
小悪魔な笑みを浮かべて答えを誤魔化したレンに苦笑したトワは微笑ましそうにリィン達を見つめた。
「ま、お互い1年半前のクロスベルで色々と協力する事もあったからな。てなわけで、ハーシェル教官も俺の事はランディでいいぜ?教官同士、今後ますますチームワークが大切だろうしな。」
「ふふっ、それじゃあわたしもトワでいいですよ。よろしくお願いしますね、ランディさん!」
「おう!よろしくな、トワちゃん!」
「って、ちゃん付けは止めてくださいよ〜!?」
「あら、そう?年齢よりも若く見える上可愛い呼ばれ方だし、トワお姉さんにはピッタリの呼ばれ方だと思うわよ?」
ランディの自分への呼び方にトワが不満を口にするとレンはからかいの表情で指摘した。
「アハハ……そう言えばランディさんはわたくしやエリィさん、アルティナさんの事もそうですが、ユウナさんの事も変わった呼び方で呼んでいますわね?」
「あー、クセみたいでつい付けたくなるんだよな。ティオすけ、キー坊、ヨナ公、アルきち……『トワたん』なんてどうだい?」
「ちゃ、ちゃんでいいです、ちゃんで!」
「うふふ、それじゃあレンにはどんな変わった呼び方をしてくれるのかしら♪」
「そうだな……」
「フフ、賑やかですね。」
呼び名の件でその場が盛り上がっているとリアンヌ分校長が部屋に入って来た。
「っと………」
「す、すみません。」
「いえ、若人同士打ち解けて何よりです。それに教官同士の結束も佳きことでしょう。次の演習地は既にご存知の方達もいらっしゃると思いますが、前回より更に厄介な場所との事ですし。」
「あ………」
「うふふ、確かに”この国の士官学院にとってはあ
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