ペルソナ3
2041話
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そして、タルタロスは影時間が生み出された時、同時に生まれた代物。
であれば、タルタロスの頂上には、影時間に関係する何かがある。
そう考えても、おかしな事はない筈だ。
「まぁ、修学旅行に来ている今は、タルタロスに挑めないんだが」
正確には、俺の影のゲートを使えば、すぐにでもタルタロスに挑める訳だが……修学旅行中は、出来ればそちらに集中したいので言わないでおく。
もし言えば、今の話を聞いた美鶴は間違いなく、今夜にでもタルタロスに挑むと言いかねないのだから。
まぁ、俺の影のゲートについて考えが及んでいるのかどうか、その辺りはどうなのか分からないが。
「残念だな。……だが、タルタロスが何らかのヒントになっている可能性が高いのであれば、この修学旅行が終わったら、もっと本格的にタルタロスに挑んでみるとしよう」
「そう言ってもな。現在のところ、タルタロスで最前線にいるのは俺達だぜ? 追いつけるのか?」
少し挑発気味に言うと、美鶴も自分が挑発されているというのは理解しているのだろう。獰猛な笑みを浮かべる。
「今は私達が負けているが、この先もずっととは限らないぞ? 何しろ、私達には山岸とチドリという2人のサポート系ペルソナを持つ仲間がいる。近いうちに、アクセル達を追い越してみせるさ」
「それはちょっと面白そうだな。なら、こっちも追いつかれないように、精々頑張るとしよう。……俺達に追いついたのはいいが、そこがタルタロスの最上階とかじゃないといいな?」
そう言って言葉を交わす俺と美鶴を、ゆかりは処置なしといった様子で、呆れたように眺めているのだった。
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