暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2041話
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関西呪術協会的な組織が存在していても、おかしくはないのか?
 後で美鶴にその辺りの話を聞いてみるか。
 もしいるのなら、また自分達の縄張りに俺達が入ってきたという事で、妙な騒動になる可能性も高い。
 ……そこまで心配するような事はないと思うが。

「あのね、一体どんな京都よそれは」
「色々と凄い京都だというのは、間違いないな。結局鬼神は消滅したから、問題はなかったけど」

 正確には、頭部はスライムによって吸収されたのだが。
 そう言えば、あれが俺の混沌精霊化の第一歩だったんだろうな。
 懐かしい。

「そういう場所は、行ってみたいような、行ってみたくないような……」
「今のゆかりなら、そこそこ戦えると思うぞ」

 あの時の黒幕の……天ヶ崎だったか? あいつになら、今のゆかりは正面から戦っても苦戦はするけど勝つ事は出来るような気がする。
 もっとも、フェイトには勝てないだろうし、月詠は相性が悪いから、勝つのは難しそうだが。

「ふーん。……そう言われると、少し気になるわね」

 ゆかりも、最強のペルソナ使いとしてのプライドがあるのか、そう言ってくる。

「まぁ、その時の面子でシャドウミラーに所属しているのもいるし、ホワイトスターと行き来出来るようになったら、紹介するよ」

 そう言いつつも、本当にホワイトスターに戻れるのか……影時間を解決出来るのかが、少し不安だ。
 イレギュラーシャドウは全て倒したにも関わらず、未だに毎晩影時間がやって来ているのだから。
 まだ残っている敵といえば、タカヤ達くらいだが……だからといって、タカヤ達を倒せば影時間が解決するのかと言われれば、普通に考えて難しいだろう。
 そうなると、やっぱり他にも何か敵がいるという事になる。
 その中で一番怪しいのは……

「ねぇ、アルマー君。知ってる? 京都の街中で歩いている舞妓さんって、その殆どが観光客のコスプレなんだってさ」

 嬉しそうな、それでいて残念そうな様子で俺に聞いてきた望月。
 月光館学園に転入してきてからそれなりの時間が経ったが、普段の生活を見ている限り、とてもではないが俺の敵のようには見えない。
 その性格の軽さ……別の面でいえば人当たりの良さから、クラスだけではなく学年中……いや、1年や3年にも多くの友人を作っている。
 もっとも、その友人の多くは当然のように女なんだが。
 彼女や恋人といったものがいる男にしてみれば、望月の態度はあまり好まれていないが……だからといって、それで影時間に関係しているなんて言える筈もない。
 だが、望月に関してはアイギスの件もある。
 何故か、望月を見ると出てくるアイギスの『貴方は駄目であります』という言葉。
 その言葉が示している通り、アイギスは徹底して望月を嫌って
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