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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第32話 灼熱の火山に向かえ!実食、BBコーン!!
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ているが、なんとそのグルメ日食がここ数年の間で起こるらしい……」
「な、なんだと……!?」
俺は男の言葉に再び身体に電流が走ったような衝撃に襲われた、幻の食材GODが数年の間に現れるだと……?
「巷にゃあまだ流れていないニュースだが一部のグルメ研究科や腕の立つ美食屋はすでに動き出していると聞くぞ、中には引退した実力派もいるらしい……近頃美食會のボスの食欲が異様に増してんのも日食が近い事を感じ取ってるからなのかもしれねえな」
「……」
「分かるか、イッセー?数百年前に産声を上げたグルメ時代が今再び躍動し動き始めているってことだぜぇ……ヒヒ」
男の言葉を聞いて俺は震えが止まらなくなっていた、俺が追い求めていた食材が遠くない未来に現れると知ったからだ。
「……ところでよ、イッセー。お前もGOD狙ってるってことは俺たちはいずれ殺りあう事になるよな?」
「お前らも狙っているならそうなるな」
俺がそう言うと男はゆっくりと立ち上がりながら濃厚な殺気を放ちだした。
「……めんどくせぇから今の内に決着付けておくか、うん?」
「……上等だ!!」
俺は赤龍帝の籠手を禁手にして鎧を身にまとった。
「おお〜?いきなり鎧を纏うとか面白いなぁ」
「はっ、もっと面白くしてやるよ!……リアスさんたちは出来るだけ離れていてください」
「で、でも……」
「こいつは強い!リアスさんたちがいたら足手まといです!」
「先輩……分かりました、どうか死なないでください」
背後にいるリアスさんたちに離れるよう厳しい言い方をする。本当はこんな言い方はしたくないがこの男は強い、皆を庇いながら戦えるような余裕はない。心配そうに俺を見ながら離れていく小猫ちゃんに手を振ってから俺は男と対峙する。
「ヒッヒッヒ……イッセー、お前の心臓吸ってい〜い?」
「でっけぇ蚊だな……!目が覚めるモン喰わせてやるよ!」
男がストローを口に加え大きく息を吸い込んだ、俺は右腕に力を溜めて構えた。
「ブレスバズーカ!!」
「10連!釘パンチ!!」
俺の釘パンチと男が吐き出した息がぶつかり凄まじい衝撃が走り辺りを震わせた。
「おわぁ!」
「のぉっ!」
弾けた衝撃に吹き飛ばされた俺は離れた岩石に叩きつけられた、あいつも吹き飛ばされたようで遠くの岩石の上に倒れていた。
(こいつ、息を吸わずに吐いて俺の釘パンチを相殺しやがった……!)
今俺が放てる最高の威力を持った10連釘パンチが相殺されたことにショックを受けながらも俺は立ち上がり男を見据えた。
(しかしいきなり10連を使う事になるとはな、しばらくは使えないか……)
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