暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第32話 灼熱の火山に向かえ!実食、BBコーン!!
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俺はテリーと出会えた事に心から感謝した。皆も俺たちを見て涙を流していた。
「よーし、それじゃあ皆!残ったポップコーンを全部平らげちまおうぜ!!」
「はい、イッセー先輩!」
ヒュゴ!!
何かが吸い込まれるような音がしたと思ったら辺り一面を埋め尽くしていたポップコーンが跡形も無く消えていた。
「……え?」
「な、なにが起きたの……?」
全員何が起きたのか分からなかったが背後から嫌な雰囲気を感じて振り返ってみるとそこには先ほどまで誰もいなかったはずなのに何者かが立っていた。
「うめぇ〜〜〜BBコーン……」
そこにいたのは顔や肩に入れ墨を入れ両眼は瞳孔が3つある複眼、さらには腕が4本もある大きなストローを持った奇妙な男だった。
「……お前は誰だ?」
「次はその犬、吸っていい?」
バッ!
テリーは一瞬にしてその場を離れ遠くへ逃げていった。男はテリーの逃げた方向にストローを構えて口に加えた。
「すぅぅぅ……」
ベコン!!
男の腹が音を立ててへこむとまるで台風のような暴風が吹き荒れた、すると逃げていたテリーが空中で止まり凄い勢いでこちらに引き寄せられていた。
(こいつ、テリーを吸っているのか!?)
既に豆粒にしか見えないほど離れた場所にいたテリーを難なく吸い寄せるその肺活量に俺は驚いたがこいつがテリーに何かしようとしているのは確かなので赤龍帝の籠手を出してストローを切ろうと腕を振るった。
「ナイフ!!」
ナイフはストローを直撃したが大きくしなるだけで切ることはできなかった。
「おぉ?」
(切れねえだと!?)
切ることはできなかったが男が吸い込みを中断したのでテリーは近くの岩場に降り立っていたがその表情は怯えを浮かべていた。
「な、何が起きたの……?」
「テリーちゃんが逃げたと思ったらこっちに吸い寄せられていましたわ……」
「部長!朱乃先輩!気を付けてください!」
「この男、ヤバいです……!」
小猫ちゃんたちもこの男の異様な雰囲気に警戒して臨戦態勢に入った。
「……てめぇ、何者だ?人の食糧を勝手に食い荒らしやがって」
「ヒヒ、悪かったな。ポップコーンは返すよ、イッセー」
男は言ってもいないはずの俺の名前を言いながら喉を大きく膨らませた、何をするのかと思ったが次の瞬間、男は食ったポップコーンを吐き戻しやがった。
「なっ……!?」
こ、こいつなんてもん見せやがるんだ……!俺が気分を悪くしていると男は吐き出したものをストローで再び吸って飲み込んだ。
「うぅ〜ん、うぃっぷ……ヒ
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