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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第32話 灼熱の火山に向かえ!実食、BBコーン!!
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までだ、イッセー。スグに本部に戻らなきゃいけねぇ、それに丁度俺のペットも帰ってきたようだ」


 俺の背後から巨大な影がこちらに接近していた。


「な、なんだあれは!?」
「象……?いや昆虫ですか?」


 オカルト研究部の皆もその生物を見て驚いていた。俺も分からない生物だがそいつは巨大BBコーンを持っていた、あいつがこの男のペットなのか?


「よっと」


 男は大きく跳躍すると飛んできた生物の背中に乗って俺を見下ろしていた。


「今日は楽しかったぜぇ、イッセー。ジャックが来るまでのいい暇つぶしになった、次会うときは存分に殺り合おうな」
「待てよ、BBコーンを返してもらってないぞ!」
「お前は俺のストローを壊したんだ、それでおあいこだ」
「あいこだぁ!?てか名前くらい名乗れコラ!」
「俺の名はグリンパーチ。美食會、副料理長だ」


 男……いやグリンパーチはそう言うと昆虫のような生物に乗って飛び去っていった。


「……はぁ、引いてくれたか」


 俺はグリンパーチが引いてくれたことに安堵して皆の元に向かった。


「イッセー先輩!」
「イッセーさん!」
「イッセー君!」


 皆の元に行くと小猫ちゃん、アーシア、朱乃さんが抱き着いてきたので俺はそれを受け止めた。


「イッセー、ごめんなさい……」
「僕たち、見てる事しかできなかった……」
「師匠、お役に立てなくて申し訳ありません……」
「ウォウ……」


 リアスさん、祐斗、ルフェイも落ち込んだ表情で頭を下げてきた。テリーも未だにグリンパーチに恐怖を感じているのか震えていた。


「いいんだ、皆が無事ならそれでいい。寧ろよく逃げてくれたな」
「イッセー先輩……」
「俺だってヤバい相手だったんだ、気にしないでくれ。次は俺が勝つからよ!」


 俺はそう言うが内心は焦っていた、何故ならグリンパーチはまったく本気を出していなかったからだ。


(あれが副料理長クラス……俺もまだまだだな)


 仲間を守る為にさらに強くならなくちゃいけない、俺はそう思い決意を新たにした。





―――――――――

―――――

―――


side:??


「サーゼクス様、こちらが例の調査結果をまとめた資料でございます」
「ありがとう、グレイフィア」


 冥界にあるグレモリー家の屋敷、その一室にリアスの兄にして現魔王の一人である『サーゼクス・ルシファー』が自身の女王である銀髪のメイド『グレイフィア』から何かの資料を受け取っていた。


「……なるほど、リアスたちはこの兵藤一誠という少年によく出会っているのか」
「はい、他にもアーシア・アルジ
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