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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第32話 灼熱の火山に向かえ!実食、BBコーン!!
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俺は次に右手をナイフの形にして上段から一気に振り下ろした、すると今度はナイフが飛んでいき奴の身体に切れ込みをいれた。
「おぉ!」
「フライングナイフ……今はまだ薄皮を切る程度だが、そのうちこの距離からお前の命を真っ二つにするぜ!!」
俺は男に殺気を送りながらそう言ったが男は驚異の肺活量で自分の傷から出ている血を吸い込んで傷を塞いだ。
「ヒッヒッヒ……流石だなぁ、イッセー。まさか遠距離への攻撃を可能にするとはな、だがそんな岩も切れない威力じゃアキレス腱であった射程距離を克服したとはいえねえな……そのか弱いエアガンとミサイルの違いを見せてやろう」
男はそう言うと今までより一番深く息を吸い込み始めた。
(分かってるさ、あんなチャチな攻撃であいつを倒せるなんてハナから思ってはいない。俺の目的は別にある……さあ、来い!)
「くらえイッセーぇ!!ブレスバズーカの遠距離版『ブレスミサイル』!!」
男はストローからさっき10連を相殺した技を遠距離用にして吐き出してきた。その威力は男の目前にある岩石や地面を削り取ってしまうほど強力なものだ。だが男は技に集中するために視界が狭くなっていた。
「今だ!」
俺は男が技を放っているうちに地面を走り一気に近寄っていった。1200度もあるマグマに近い岩石の上も赤龍帝の鎧を纏った俺なら耐えることが出来る、まあさっきは自分を鍛えるために使わなかったがこれで男に接近することが出来た。
「ッ!?」
「ナイフ!!」
男は俺に気が付き振り返って攻撃しようとしたが既に遅い、俺はナイフを奴のストローに全力で放った。
ズガァァァァン!!
岩石ごとストローを真っ二つにした俺は不思議そうな顔をした男に声をかけた。
「よう、ぶった切ってやったぜ」
「……お前、どうやってここに?地表の温度は1200度だぞ?」
「この鎧は赤き龍の力を具現化したものだから耐熱に優れている、1200度なら耐えられるのさ。そして最初にナイフやフォークで攻撃したのはお前を挑発するために敢えて使った……案の定お前は俺に格の違いを見せつけようとして大技を放ってきた、その隙に接近したって訳さ」
「……ヒッヒッヒ!なるほどなぁ、あっぱれだ」
しかしここからが問題だ。この男はまだ全然本気じゃない、ストローを切ったとはいえ本体には大したダメージも無いし何をしてくるか分からない以上迂闊には動けねえ。さてどうするか……
キリキリキリ!
男から不快な音が鳴り出して男は不機嫌そうに懐から何かを取り出した。
「何だよオイ、今いい所なのに料理長から呼び出しがかかりやがった」
「……なに?」
「今日はここ
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