第1話 パーティー感覚の手料理
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を頼む!」
俺はそう駆逐艦と軽巡に命令した。
「はい!」
四人はそう返事した。
ーーー提督室ーーー
俺は書類を書きながら腕時計を見ていた。
「あの、司令官さん」
電は俺に話し掛けた。
「何だ?」
俺は書類を書き終えて電を見た。
「司令官さんは何で私みたいな使えない艦娘を優しくしてくれるんですか?」
電はそう俺に聞いた。
「優しくする理由か?簡単だ。お前達艦娘は生きているから楽しい思い出を作るためだよ」
俺はぶっきらぼうにそう言って立ち上がった。
「どこに行くのです?」
電は俺に聞いた。
「晩飯の準備だよ」
そう言って俺は歩き始めた。
ーーー食堂ーーー
駆逐艦や軽巡が買って来た魚介類や野菜や納豆を見てあれを思い付いた。
「あの、司令官!私もお手伝いしましょうか?」
吹雪はそう言った。
「すまないな、なら酢飯を作ってくれ」
俺はそう言ってヤリイカを捌き始めた。
「司令官?何を作るんですか?」
吹雪は俺に聞いた。
「巻き寿司を作ろうと思ってな」
俺はそう吹雪に言って人数分のネタを並べた。
ーーー夕方ーーー
「わぁ、きれい!」
駆逐艦の叢雲がそう言ってネタを見ていた。
「どうやって食べるんですか?」
軽巡の夕張はそう俺に聞いた。
「まず海苔に酢飯と食べたい具材を乗せてそれをくるりと巻いて食べる!美味い!」
俺はそう艦娘達に巻き寿司の食べ方を教えた。
「なら、これとこれを」
吹雪型の白雪はそう言って食べ始めた。
他の艦娘達も笑顔で食べ始めた。
俺は笑顔で艦娘達と巻き寿司を食べていた。
ーーー夜中ーーー
俺は夜の海を見ながら目を閉じて昔の事を思い出していた。
続く
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