第七千二十三話 長い流転の後で
[8]前話 [2]次話
第七千二十三話 長い流転の後で
国を去るしかなくなったルーマニアの上司の上司の人は長い間スイス等にいてお仕事をして暮らしていました。
ですが東欧の歴史の流れがルーマニアにも及んで。
「共産主義が終わりましたね」
「我々のところにも」
「まさかずらよ」
ルーマニアは国民の人達と共に驚いていました。
「急にこうなるなんて思わなかったずら」
「全くです、ですがこれでですね」
「私達も民主化につながるかも知れないです」
「東欧の他の国々の様に」
「そうなるかも知れないです」
「嘘みたいずらがな」
こうも言ったルーマニアでした。
「経済的にも資本主義を取り入れられるずらか」
「はい、そしてです」
「若しかしたらです」
国民の人達から言ってきました。
「あの方も」
「戻られるかも知れないです」
あの上司の上司の人がというです、時代は急に大きく変わったのです。
第七千二十三話 完
2018・5・10
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ