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転生とらぶる
ペルソナ3
2040話
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たが、毎日のように行われるシャドウとの実戦により、その力は磨き抜かれていった。
 結果として、幾ら強豪ではあっても結局試合でしかしていない剣道部員との間にあった実力差は見る間に並び、すぐに追い越してしまった。
 もっとも、順平の基本はあくまでもシャドウとの戦いだ。
 結果として、剣道で許されていない攻撃……それこそ足を狙ったりといった感じの事もやってしまうので、選手としては採用出来ないらしいが。
 以前、宮本がその事をかなり残念がっていた。
 純粋な実力だと、順平は剣道部の中でも5本の指に入るらしいし。

「ああ、剣道部は今日は休みだよ」
「……剣道部が?」

 強豪校だからこそ、剣道部の練習はそれこそ基本的には毎日のようにある。
 充実した練習を短時間でというのが最近の流行らしいが、それに真っ向から喧嘩を売っている形だ。
 その辺は、それこそ人によって違うんだろうから、俺は何も言うつもりはない。
 ただ、俺自身は根元にあるのが軍人という意識が高いだけに、その考えはあまり賛成しない。
 士官学校や軍人になってからの訓練でも、短時間で終わらせるといった事は基本的になかったし。
 勿論、怪我をするような事は無意味だと思うから、程々が大切だとは思うが。

「ああ。まぁ、部活動だから色々とあるんだろ。俺はチドリと一緒に帰れてラッキーだけど。ああ、でも今日はこれからデートだから、アクセルも一緒にってのは出来ないぞ?」
「別に、そんな野暮な真似をするつもりはないから、安心しろ」

 順平とチドリ。付き合い始めてからはそれなりに順調らしい。
 もっとも、チドリは得意そうな順平の頭を叩くが。

「何を言ってるのよ。修学旅行の買い物でしょ。勝手にデートにしないで」
「うぐっ、けど、分類的にはデートだろ?」
「……まぁ、順平がそう思いたいなら、それでもいいけど」

 そんなやり取りに、まだ教室に残っていた何人かがブラックコーヒーを買ってこいとか何とか言ってるのが聞こえてきた。
 うん、その気持ちは分からないでもない。
 この2人、何だかんだと馬鹿ップルって奴なんだよな。
 もっとも、そう言われれば本人達はそれを否定するのだが。
 にしても、修学旅行か。
 知り合いで既に班は作ってるし、旅行に必要な物は大抵空間倉庫の中に入っているし……俺の場合は、特に何か買う必要はないんだよな。
 そんな風に考えている間に、順平とチドリの2人は教室を出ていく。
 そうして気が付けば、教室の中には俺以外に数人しか残っていなかった。
 さて、本当にどうするか。
 少し考え、久しぶりに長鳴神社の境内でコロマルと遊ぼうと判断し、学校を出る。
 コロマルと遊ぶというのは、影時間とかの件も合わせればそれなりにやっている。
 だが、こ
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