第五十三話 水の都にてその一
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して朝からお風呂に入ることもですね」
「時々ってことでな」
「そう考えればいいですか」
「ああ、しかも二日酔いのままだとな」
言いつつだ、久志は昨日の芳直の言葉も思い出した。
「吟遊詩人に会ってもな」
「断られますね」
「そうなるからな」
だからだというのだ。
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