どうやらあれが|覇龍《ジャガーノート・ドライブ》のようですよ
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りだ。
そう、彼女達は身をもって知っているのだ。
ウィスの強さを、実力を。
ウィスが例え白龍皇であろうとも負けるはずがないと彼女達は確信している。
「そうは言っても油断は禁物だぜ?何せ相手は覇龍へと至ったヴァ―リだ。足元をすくわれることだって万が一にも…」
アザゼルはそんなリアス達の言葉を否定しようとするも口を閉ざしてしまう。
彼女達のウィスに対する絶対的な信頼に圧されてしまったからだ。
「たく…、こんなの俺のキャラじゃないんだがな…。」
アザゼルはらしくもなく息子同然に思っているヴァ―リの身を切実に心配した。
『─。』
ウィスとヴァーリは向かい合う様にして対峙する。
周囲に広がる恐ろしいまでの静寂。
誰もが言葉を発せない。
眼前の両者の闘いの行く末を案じるが故に。
次の瞬間、周囲に破門状の衝撃波が波及した。
『ハァ!!』
覇龍と化したその剛腕でヴァ―リはウィスへと殴り掛かる。
全盛期のアルビオンの力を有した今のヴァ―リの剛力は凄まじく、防御の姿勢を取ったウィスを瞬く間に後方の校舎へと吹き飛ばした。
『オオォォォォ───!!!』
校舎へと激突したウィスを追うようにヴァ―リは突貫し、校舎諸共ウィスを殴り付ける。
ウィスは変わらず防御の姿勢を崩さない。
両者は校舎を勢い良く突き抜け、校舎を崩壊させていく。
ウィスとヴァーリの苛烈な戦いの余波は周囲の無傷の校舎を容易く破壊し、地形を崩壊させ、地を抉り、暴風を周囲に撒き散らす。
拳と杖の攻防の押収。
周囲の地形を容易に崩壊させ、両者は地を駆け抜ける。
次の瞬間、ヴァ―リが後方へとその巨体を吹き飛ばされる。
『グッ…!?』
苦悶の声を上げながらもヴァ―リはウィスから目を離さない。
だがウィスは既に自身の眼前へと移動していた。
何…!?
続け様の凄まじい程の威力を秘めた蹴りがウィスから放たれ、ヴァ―リは地へと勢い良く墜落する。
地へと落下したヴァ―リの無防備な背中をウィスは勢い良く上空へと蹴り飛ばし、宙へと吹き飛ばされたヴァ―リを鎧諸共ウィスはその奇抜な杖で弾き飛ばした。
鎧はいとも容易く砕け散り、ヴァ―リは校舎へと吹き飛ばされ、吐血する。
『ガハッ…!?』
校舎にはクレーターが出来上がり、ヴァ―リは必死に飛びそうになる意識を繋ぎとめる。
しかしまたしても自身の眼前にはウィスの姿が。
ウィスはヴァーリの覇龍化の影響で巨大化したその巨体を難無く持ち上げ、校舎へと激しく幾度も叩き付ける。
足首を掴まれたヴァ―リ
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