オーバーロード 狼牙
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蘇生には5億枚のユグドラシル金貨が必要になる。補充ができるかどうかも分からない以上は、ケチりたい。デスペナも真なる蘇生なら1で済む。ただし、レベル100である以上莫大な経験値が消えることになる。ワンドを使うか真なる蘇生を使うかはその時々だろう。
オレの言葉にさらに忠誠度を上げたのか、場が落ち着くまでしばらくかかった。
「より一層の忠誠をお二方に誓います」
「ああ、期待する。そして、共に生きていこう」
モモンガさんがそう締めくくり、実務の話に移る。
「ナザリックは守勢に回る。周囲の状況、この世界の情勢などを調べることを優先する。その為にもナザリックは絶対に落とされる訳にはいかない。アルベド、調査はニグレドの能力を使い、発見した街などにエイトエッジアサシンとシャドーデーモンを送り込め」
「本当ならオレが行きたい所だけど」
「ヴァイト様が出向かれる程ではありません!!我々におまかせ下さい!!」
「そう言われるのは分かっていたからね。まあ、能力の確認も終わっていない内から外に出るつもりはないさ。封印の影響も確認できてないから、手が空いた時に慣らしを手伝ってもらう。これは後回しで良い。皆がオレ達を守ってくれるだろう?」
「もちろんでございます」
「ああ、任せるよ。アルベド」
歩み寄り、アルベドの肩を軽く叩く。それだけで全身を震わせて、あまり人には見せられない顔をしている。アルベドを作ったのって誰だったか?逆に考えろ、この見た目なのにヤバそうな設定をしてるのを。タブラさんか?ギャップ萌えのタブラさんだな!?この清楚系の見た目でビッチとか設定してるだろう!!あの人とペロロンチーノなら絶対変な設定にしているはずだ!!デミウルゴスのように分かりやすいけどしっかりした設定とは真逆のはずだ!!
確か、アルベドはサキュバスでよかったよな?モモンガさんに押し付けよう。確かリアル魔法使いで今も魔法使いだし、ちょうどいいって。オレもリアル魔法使いだったけど、神官の皮を被ったアサシンだし。いや、リアルでも半分ぐらいアサシンっぽいことをしてたけど。
《モモンガさん、締めをお願いします。多少親しみを込めて、段差の上から一段降りる感じで》
「では守護者諸君、行動を開始せよ。共にナザリックを守るために」
『『はっ!!』』
円形闘技場から円卓の間に戻り、スキルなどの検証の分担をモモンガさんと決めている際に、最悪なことをしてしまった。ユグドラシルではアンデッドは飲食不要の特性を持っていた。だが、ここはある意味でリアルなのだろう。スケルトン系列のアンデッドであるモモンガさんは飲食不要ではなく飲食不可だった。
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