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ユキアンのネタ倉庫
オーバーロード 狼牙
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グドラシルには色々とお世話になったから感謝の気持ちでちょっとね」

本当のことは言わずに、ただユグドラシルへの、ユグドラシルでの出会いに感謝の気持ちとしてガチャを回したと言う。全部が真実というわけではないが、嘘というわけでもない。感謝の気持ちはあったが、どちらかと言えば必要なくなるからという気持ちのほうが強かった。

それから何とかカバーストーリーを用意して、現場での伝言も交えながら即興ロールプレイで切り抜ける方針を立てた所で時間が迫っていることに気付いて時間ピッタリに転移する。

転移した先では6体のNPC、階層守護者達が跪いて集まっていた。

「うん、全員揃っているということは問題は今の所見られないということだね」

「はい、ヴァイト様。現在の所、各階層に大きな異常、および侵入者は確認されておりません」

「それは良い知らせだ。ある程度の猶予があると見ていいか」

「……では。略式ではありますが、至高の御方々に忠誠の儀を」
アルベドがそう言うと、守護者たちはその場に跪いたまま、乱れもない居住まいを更に正す。

「第一、第二、第三階層守護者、シャルティア・ブラッドフォールン。御前に」

「第五階層守護者、コキュートス。御前ニ」

「第六階層守護者、アウラ・ベラ・フィオーラ。御前に」

「お、同じく第六階層守護者、マーレ・ベロ・フィオーレ。御前に」

「第七階層守護者、デミウルゴス。御前に」

「守護者統括アルベド。御前に」

オレとモモンガさんがそれを見て内心で呆ける。

「第四階層守護者ガルガンチュア及び第八階層守護者ヴィクティムを除き、各階層守護者、御前に平伏し奉る。我等の忠義全てを、御方々に捧げることを、誓います」


『『誓います』』

アルベドに続き、階層守護者全員が忠誠を、混じりけのない純粋な忠誠をオレ達に捧げてくる。

そんな忠誠をオレに捧げないでくれ。それに相応しいのはモモンガさんだけだ。オレは、事情があったとは言え、ログインできずに、出来るようになっても昨日まで忘れ去っていたのに。

最後だからというだけで、誰からも忘れられて散るのが怖くて、それだけのちっぽけな存在なのだ。

《ヴァイトさん、自分のことをそんなに卑下しないで下さい》

繋げていた伝言が、モモンガさんにオレの思いを暴露してしまったようだ。

《一瞬のことで詳細は分からなかったですけど、ヴァイトさんが自分ではどうにもならないことで来れなかったことだけは分かりました。あとは任せて下さい》

そう言ってモモンガさんが声を出す。ロールプレイの時のような低い貫禄のある声を。それを聞きながら心を落ち着ける。リアルでの仕事柄すぐに落ち着いた。

「皆も済まなかったね。リアルの方で少しドジを
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