第16話。変人の夏休み。前編。
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グシャーって感じかしら?」
とりあえず壊滅的って言いたいのですね。わかります。
「そんなんに教わってるんか。大変だな凛ちゃん。」
「同情でも、気持ちは貰っておくわ。」
「拳法ってどんな感じなん?エイシャオラ!とかハイヤァア!!とか言うん?」
「どんな偏見よ・・・・」
「掛け声的な偏見よ。」
凛ちゃんがそんなことやってたらわりとシュールなんだが・・・・
「ところであなたは何か教わっているの?」
「ほ?俺?なんも。」
「・・・・ホントに?」
「あえて言えば、剣道の道場に連れてかれるぐらいかの?」
「へぇ、剣道なんてやるんだ。」
意外そうにつぶやく凛ちゃん。
「おう。始めてからなんだかんだで4年か?」
「強いの?」
「さぁ?真面目にはやってないけどな。」
「ハァー、あなたらしいって言えばそこまで何だけど・・・・」
まぁ、死徒を殺せるぐらいには強いんじゃない?
グダグダと凛ちゃんと話した日から数日後、シロちゃんの試合を姉ちゃんと一緒に見に行った。
親父?寝てます。舞弥姉ちゃんはバイトの時間。たいがーの紹介でコペンハーゲンって酒屋でバイトしている。
「おーい。シロちゃーん」
「シロー。」
「あっ、ニイさん。姉ちゃん。」
シロちゃんは俺のことを二イさんと呼ぶようになった癖に、姉ちゃんのことは姉ちゃんと呼ぶ。
ぐぐぐ・・・・ロリーでカワイイからって調子に乗るなよ!!
「シロちゃん頑張れよー。」
「頑張るだけじゃダメよ。シロウ。一番よ一番。分かった?」
「ははっ・・任せてよ姉ちゃん。」
むんっ。と力瘤をみせるシロちゃん。おおっ、自信が満ち溢れてるぜ。
ちなみに姉ちゃんは俺の膝の上に座っている。悲しいかな、背的に椅子に座りながらじゃ見えないのだよ。
俺の膝の上に座り、陸上トラックが見えるようになってご満悦の姉ちゃん。・・・・単純だのぉ。
side 衛宮 士郎
今日はニイさんたちが大会を見にきた。朝起きた時はなんか気が抜けてて、こんな緊張感で大丈夫かな?
って不安に思ったけど、ニイさん達がいると考えると少し緊張してきた。
よし!集中して始めの100m、頑張るぞ!!
「なぁ・・衛宮。スタンドに居るのってお前の・・・・」
「ゴメン。集中したいんだ。後でね。」
「お・・おう。」
そう言ってアップを開始する士郎。おいて行かれる部員。
「なんか衛宮の奴スゲぇ気合入ってるな。」
「聞いた話だと、衛宮って超ブラコンらしいぜ?兄貴来て気合でも入ったんじゃん?」
「マジで?でもあの天才
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