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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第31話
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んにとっては対象外か♪」

「ブッ!?今までの話から何でそんな答えが出てくるんだ!?というかそもそも俺は女性の身体的特徴だけで、エリゼ達と将来を共にする事を決めた訳じゃないぞ!?」

ある事を思い出してからかいの表情を浮かべたランディの推測を聞くと吹き出し、疲れた表情で反論した。



「いや、RF(ラインフォルトグループ)の会長の一人娘は会った事がないから知らないが実際お前のハーレムメンバーは巨乳ばっかりだし、キー坊くらいだった頃の姫には手を出さず、大人になって巨乳キャラに仲間入りした姫には手を出したんだから、そう疑われても仕方ないと思うぜ?」

「何気にエリゼ達やセレーネを邪な目で見るような評価は止めてくれ。大体”成竜”になったセレーネやアリサはともかく、1年半前のエリゼやアルフィン、ステラの胸はそんなに大きくは…………――――あ”。」

(リ、リィン様………思いっきり自爆していますわよ……)

(というか実際リィンは私達と”する”時の事を考えるとランディの推測も強ち間違ってはいないと思うのよね……)

ランディの指摘に顔に青筋を立てて反論した後呆れた表情で話を続けたリィンだったが失言をした事にすぐに気づくと冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、二人の会話をリィンの身体の中や神剣から見守っていたメサイアは呆れ、アイドスは苦笑していた。

「このヤロウ、やっぱり1年半前の時点でベルフェゴール姐さん達だけに飽き足らずエリゼちゃん達ともうらやまけしからん事をやっていやがったな………オラ、遅くなったがロイドやお嬢の時のようにお前にも成人祝いに今日は奢ってやるから、その代わりにエレボニアで増やしたお前の新たなるハーレムメンバーとの馴れ初めを聞かせてもらうぞ!」

ジト目でリィンを見つめたランディは気を取り直して空になったリィンのグラスに追加の酒を注ぎ

「いや、飲み慣れていないからせめて酒は程々にしてくれ………」

追加の酒を注がれたリィンは疲れた表情で答えた。



その後食事や酒を終えたリィンはランディと共に宿舎に戻り、部屋の前でランディと別れて自室に入るとベッドに倒れ込んだ。



〜第U分校専用宿舎・リィンの私室〜



「……ふう……さすがに結構キツイな。アルコールか………支援課の頃は呑めなかったのもあるけど……(けど、楽しかったな………”Z組”や”特務部隊”が集まった時もそうだが、いつか支援課のメンバー全員とも集まって飲んでみたいな………)」

ベッドに倒れ込んだリィンがZ組や特務部隊、そして特務支援課のメンバーとお酒を飲んでいる様子を想像しているとリィンのARCUSUから”Zの輪”が起動している音が鳴り始めた。

「あ……」

「やあ、リィン。半年ぶりだな。」


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