161部分:ラグナロクの光輝その十五
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面白い情報が入って来ているぜ」
「ワルキューレが活動を活発化させているらしい」
「貴方の部隊ではありませんよね」
「それはもう連合に加わっている筈だが」
ジークフリートはそれに応えて口の端で不敵な笑みを浮かべた。
「私の部下達とはまた別の乙女達だ」
「彼女達ですね」
「ああ。そいつ等が帝国領内で派手に暴れているらしい」
「それで私達の方には兵は来なかった」
「そうだったのですか」
「ああ」
「おかげで国境は平和だった」
二人はそれに応える。
「ただ、どうにもあのワルキューレの正体がまだはっきりしない」
「俺達の敵じゃないのは確かなんだが」
「それも。今後わかりますかね」
「これからムスッペルヘイムに行くんだろ」
「はい」
パルジファルはジークムントに答えた。
「是非御二人も」
「わかってるぜ」
「元から断られても行くつもりだった」
「では決まりですね」
「よし」
「行くか」
「これで七人揃いました。このままムスッペルヘイムへ」
連合軍の七人の指揮官達とその大軍は自国の勢力圏を離れ帝国領、そしてムスペッルヘイムへ向かいはじめた。帝国との戦いが遂に幕を開いた。それは果てしなき、激しい戦いの幕開けであった。
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