第六幕その九
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「力つけていきます」
「そうしよう、あとカルロスは牛乳が好きなのかな」
「わかりますか?」
「うん、わし等の中で一番飲んでいるからね」
「もう大好きで」
実際にそうだと答えるカルロスでした。
「それでいつも飲んでいます」
「そうしているんだね」
「子供の時からそうです」
「そして今もだね」
「毎日かなり飲んでいます」
言いつつさらに飲むカルロスでした。
「こうして」
「それでいつも元気なんだね」
「自分でもそう思います、これがないと」
牛乳がです。
「僕はもっと元気がなかったと思います」
「そこまでなんだね」
「そう思います」
そうだというのです。
「サッカーだって」
「君のもう一つの大好きなものだね」
「それもです」
「元気よく出来ないんだね」
「そう思います」
実際にというのです。
「ですからまずはです」
「牛食うだね」
「まず朝起きて飲んで」
そしてというのです。
「お昼も飲んで夜もです」
「飲んでだね」
「元気に過ごしています」
「成程、いいことだよ」
「牛乳は身体にいいですから」
「それでだよ、勿論わしもね」
キャプテンもでした、とても甘い林檎を齧ってからそのうえで牛乳を飲んでカルロスに応えます。
「牛乳は好きだよ」
「そうなんですね、キャプテンも」
「本当にね、じゃあね」
「はい、牛乳も飲んで」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「デザートはね」
「そのままフルーツですね」
「そうなるからね」
「わかりました」
カルロスは笑顔で答えました。
「じゃあこのままです」
「デザートはフルーツを食べようね」
「そうします」
「今日のお昼もとても栄養バランスがいい筈よ」
トロットは食べつつにこにことしています。
「果物にお野菜にパンにね」
「牛乳やチーズで」
「そう、凄く身体にもいいから」
それでというのです。
「楽しんで食べてね」
「そしてですね」
「お昼も元気に歩きましょう」
「わかりました」
笑顔で頷いてでした、カルロスも他の皆もお昼を楽しんで食べてそれからでした。お昼の後にまた歩きますが、
森の上を飛んでいる白鳥を見てです、トロットはキャプテンに言いました。
「白鳥が飛んでいるのを見ると」
「トロットとしてはだね」
「幸せな気分になれるわ」
「白鳥は奇麗だからね」
「幸せを運ぶ鳥ってイメージがあるの」
トロットとしてはです。
「だからね」
「何かいいことがある」
「そうも思えるわ」
「そうだね、わしもね」
「キャプテンもよね」
「航海の時に空を飛んでいる船を見たらね」
外の世界で船長をしていた時のお話です。
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