第8章 日常編
魔法評議院ERAへ再び
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
魔法評議院のERAにて・・・
「これが、あの毒の島の元凶でもある魔水晶か・・・。」
ラハールさんは、毒の島から持ってきた紫色の魔水晶を見てそう言う。
「兎に角、全てをこちらの魔水晶ケースに入れてくれ!」
ラハールさんは、部隊の人が持っているケースを指さしてそう言う。
ケースと蓋は魔水晶できており、
透明だけど頑丈で少し大きなケースだった。
「では、入れますね・・・。」
俺はそう言い、魔水晶ケースに紫色の魔水晶を
妖精の球に囲ったまま、入れた。
蓋をした後に妖精の球を解除させた。
「急いで研究員に回せ!!彼らの方は準備は済ませている!!!!」
「わかりました!!」
ラハールさんの言葉に、ケースを持った部隊の人がそう言い、走り出した。
他のモノも同じようにケースに入れ、
蓋をした後に妖精の球を解除させた。
「これで、あとはこのメモだけです。」
俺は毒の島での生物調査のメモをラハールさんに渡した。
「・・・本当に、あの島に生物が居たとは・・・・・
しかもこんなにも・・・・・・。」
ラハールさんはメモを見てそう言う。
「・・・あの、ちょっと気になる事があるんですが・・・」
「何だ?」
「俺が捕まえた、その僧は、どういった処置になったのかを・・・」
俺はそれが少し気になっていた。
狂っている罪人とはいえ、それが死体だからどうなったか気になっていた。
「・・・・・・・・・。」
「?」
「奴は・・・・・・もう死んだ。」
「・・・!」
「奴の札を調べようと1枚剥がした瞬間に、奴は死んだ。
恐らく、大量の札を貼ったからなだろうか、
運よくキョンシーとなり生き残れたんだろう。」
ラハールさんはそう説明をする。
「本来なら、ちゃんとした刑罰を与えるつもりだったのだが・・・」
「・・・・・・何か聞いて、すみません・・・。」
俺はただ謝るだけだった。
「いや・・・君が気にする事はない。
我々の不注意によるものだ。」
ラハールさんはそう言う。
「私はそろそろ失礼する。
最後の依頼、氷の大陸・・・寒いから気を付けた方がいい。」
「はい・・・!!!」
ラハールさんの言葉に俺はそう言う。
「それでは、失礼します。」
俺はラハールさんにそう言い、礼をする。
そして翼を出して、空へと飛んで行った。
「・・・・・・・・・。」
木の陰に隠れていたドランバルトはただ、それを見ていた
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ